愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 ねじまき鳥クロニクル』村上春樹

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世界文学とは「あなたがそれをどう読むか」

読まれ方の世界的ネットワークが形作っていくもの

 

物語を作るのは、意識の深層を見るような作業

ものすごく精神的エネルギーを使う

 

比喩とは異世界を接合させるという文体的手法

 

ボクはあなたが本当はどういう人間がよく知っています

 

ピエロファニー(聖なるものの自己開示)

ある特権的な時空間で開示される謎や奇跡

 

パラレルワールドがあるという、ズレの感覚

そして、それの見えないもどかしさ

 

比喩は直訳するのがベスト

 

今の世界も歴史の一部

 

怪物と闘う者は、自分もその怪物とならないように用心するがよい

 

深淵を覗くとき、深淵もこちらをのぞいている

 

 

ある人が村上春樹氏の小説は、メトロポリタンだと言った。

主人公が何人かわからないのだ。

歴史や文化を感じさせないためだろう、と。

確かにどこの国の人にも見えない。

 

世界文学という意味では、その特徴はプラスに働くのかも知れない。

おそらく世界中で読者を選ばないはずだ。

どうりで、好きな人は好きなはずである。

しかし、もしかしたら深みにかけると感じる人は、いるかも知れない。

あるいは主人公に感情移入しにくいか。