愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『谷川俊太郎詩集』若松英輔

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詩集を読んでいるところを見られるのは、やや恥ずかしい。

小説や随筆などを読んでいるのは、平気なのだけれども。

それで何となく、詩を読むのを避けてきたような自覚はあります。

もしかしたら、読んでいる自分が恥ずかしいという、よくわからない感情もあったりして。

でも読んでみると、詩は千差万別で、しっくり来るものはあるのですよね。

何が合うのかは、もちろん人それぞれでしょうけど。

 

哀愁に留まらず、感謝とつながる

 

そのことばは涙のように私からこぼれた

そのことばは笑いのように私からはじけた

 

ほんとうにわかりやすく書く

 

すらすらと書いちゃう

 

急いで読まない

余白を味わう

一行のあきで、少し立ち止まる

全て理解できなくてよい

読むのではなく、味わう

 

詩はことばで描かれた絵

 

永遠と日常は並行している

 

かなしみは様々な漢字でかける

かなしみは、喜びや楽しみと同じく重大

 

詩情を生きる

 

岩が空と釣り合っている

詩がある

私には書けない

 

華麗や流暢より、真実味が大切

 

自分をも驚かす創作

 

その時にしか出来ない仕事がある

それに忠実に取り組む

ピカソの青の時代など

 

不自由な中にも何かを見出せる

 

木や草の名前をわざと覚えない

 

詩とは

詩的である

物語的である

哲学的である

 

止まると、ここ、が見える

どこにいても、今いる場所が、ここ

 

芸術の核は繊細

上に出過ぎても、下に出過ぎてもめちゃめちゃ

少しでも緩んだり隙間ができたら、感動も光も真理もにげてしまうだろう

 

人間は二重に生きている、社会的と宇宙的と

 

喉が渇いて水を飲むのは幸せ

息をするだけで、人は微笑みたくなる

 

私の感じたことは、数多の人々が感じ取ってきたこと

私の考えたほどのことは、数千年前の誰かも感じ取ってきたこと

 

ひらがな表記は、全ての漢字を包括できる

 

そうしてあなたは自分でも気づかずに

あなたの魂のいちばんおいしいところを

私にくれた

 

自分ではなんで書けたのか全く説明出来ない

 

わたしが居なくなっても、きっと空に虹が立つ

 

花になく鶯、水に住むかはづの声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける

 

いい匂いがする 忘れられない匂いが じかに気持ちの中に入ってくる

 

薫習:教えが全身全霊に染み渡ること

 

人生そのものが、大いなるものからの贈り物

大切な人からのプレゼントと同様、大切に生きよう

 

言葉は植物的