今週のお題「こんなバイトをしてました」
派遣のバイトに登録していました。
そこから斡旋されて、あるアーティストのコンサートの警備員をすることになりました。
我々バイトはステージに背を向けて観客が前に出過ぎないように抑える仕事です。
そのバイトを管理する係が3人。
彼らはよそ見をしているバイトを見つけては、注意をするという仕事をしています。
「あっちはステージも見れてずるいなぁ」
という声が、同じくバイトをしている仲間から漏れ出てくるのが聞こえました。
ようやくお昼休みです。
バイトくんたちは、おにぎり2つと沢庵の切ったものが入ったセットと、小さい紙パックのお茶が昼食です。
そのうちの一人が管理会社の人に質問をしに、彼らの控え室に行きました。
帰ってくるなり、憤慨して言いました。
「ずるい!あいつら大名弁当食うてるぞ!」
どうやら彼らは、ステーキ、フライ、ハンバーグ、唐揚げなどが入った、超豪華なお弁当を食べていたようです。
(給料もきっと高いんだろうなぁ)
自然にそう思いました。
世の中はなんて不公平なんだろう。
でも、彼らが上手くやっているだけ、とも言えるのか。
これが学生でまだ幼かった頃に、私が体験した資本主義です。