大晦日だというのに仕事をしている。
不用意に電話をとった、30半前の自分の行動が恨めしい。
たまたま職場である動物病院に資料をとりに来て、そこで不意に電話がなったものだから、反射的に受話器を取ってしまったのだ。
果たして重病の患者さんだった。
いや患猫(かんびょう)というべきか。
重度の心臓病から胸に水が溜まり、呼吸困難を起こしていた。
胸に針を刺して水を抜き、高酸素濃度のICUに入院させた。
年越しは患猫を看病である。
(来年は午年か)
などと愚にもつかないことを考えつつ、酸素ボンベの中身が充分あったことに胸を撫で下ろした。
猫年がないのは、確かネズミに騙されて競争に負けたからだったかな。
そう思うと、何となくこの猫を助けなきゃ、といつも以上に感じないでもない。
こんなことをしながら、2025年は過ぎて行き、2026年がやってきた。
