2026-02-08 『蜘蛛の糸』芥川龍之介 穏やかな極楽にいるお釈迦さま。 ある人が、仏教の極楽は年寄り臭い、と言ったことを不意に思い出した。 とにかく穏やかで、大きな音も速い動きもない。 そこの池から、地獄が見える。 阿鼻叫喚てある。 この対比は凄まじい。 文字通り天国と地獄だ。 お釈迦さまはカンダタを救うために、一本の蜘蛛の糸を垂らす。 生前に蜘蛛を助けたからだろう。 結局はプツリときれて元の木阿弥なのだが。 やはりと言うべきか、チャンスを逃したと言うべきか。 何が正解だったのかは、誰にもわからない。