愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『蟹工船』小林多喜二

プロレタリア文学。

学校で習いそう覚えたが、それって何だ?

実はみんな理解しているのだろうか?

労働者たち全員が主人公とも言える書き方。

いや、むしろ浅川が主人公か、というのは穿った見方過ぎるか。

働く時間を制限され非正規雇用にされ移民に仕事を奪われる現代からすると、むしろ牧歌的にすら見えてくる。

敵の姿も朧げにしか見えないが、与党政府や財務省や大企業のトップ利権団体なのだろう。

これでは何とどう戦ったら良いのかすらわからず、ただただ途方に暮れてしまう。

いやな時代になったものだ。