愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『子ども介護者』濱島淑恵

ケアが必要な家族いる、という人は意外に多いそうだ。

施設に入れることが出来れば、まだ良い。

家族でケアをしなければならないような事情を抱えている場合もある。

そんな家庭で両親がケアをできなければ、その役割は必然的に子どもに回ってくる。

こうなると、子どもが介護の仕事を担っているのと、ほとんど同じことになる。

大人でさえもきつくて、出来れば避けて通りたいような、過酷な介護の現場もあり得る。

それは学業や日常生活全般に、疲れなどの影を落とす。

様々な問題に繋がることさえある。

若いということは、体力があるということではある。

しかし、子どものうちにしなければならないことや、経験したいことも山ほどある。

それらを犠牲にしなければならないのだとしたら、こんなに酷い話はない。