愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『硝子戸の中』夏目漱石

優しい人だったんだろうな。

夏目漱石のエッセイには、随所からそういうふうに読み取れる。

昔幼かったころに、母から不安を取り去ってもらったこと。

珍しく1人で家に訪ねてくる女性を、穏やかに励ます会話。

動物に対するフラットな目線。

きっと真っ直ぐに物事を見つめていたのだろう。