
強姦魔
というイメージしかなかった。
本書は、大久保清が捕まってから、犯行を自供して死体遺棄場所を白状するまでの経過を追った話です。
言を左右にしてなかなか自供しない。
嘘の供述をする。
それに対して、いかに大久保の心を開かせて自供に持っていくか。
取り調べをする刑事は、こんな犯人など軽蔑して憎悪して、自ら手を下したいと思ってもおかしくはないだろう。
しかし、耐えなければならない。
そうでないと自供に誘導出来ないのだから。
当時は強姦と殺人までを楽しんで行う異常者だ、という見解。
現在ならどうだろう?
殺害そのものにも性的な興奮を覚えていたのではあるまいか。
もしかしたら死姦まで働いていたとしてもおかしくはない。
そのくらい異常な犯行と人格である。
軽蔑と嫌悪が止まらない。
一度極刑にするだけで、罰は罪に対して釣り合いがとれるのか?
そんな気さえしてくる犯行である。