愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『女ヤクザとよばれて』西村まこ

f:id:kazuyoshisan:20260618222345j:image

ヤクザ組織に女性がいるということは非常に稀なようだ。

姐さんと呼ばれる人もいるが、ヤクザの妻だから子分のお世話などをしているという位置付けだろう。

彼女たちは直接的なヤクザの仕事をしてはいない。

本書の主人公は、世間でも珍しい女性のヤクザ。ジェンダー平等の先駆けである。

 

しかしなぜヤクザは男社会なのか?

脅したり、暴力を振るったり、荒事が多いからだろう。

それから仕事の目的がシンプルに金。

それならやはり男性だろう。

ではなぜ主人公はそこに飛び込み生きていくことになったか。

悪いから、だろう。

ヤクザは悪い。悪い人がヤクザになる。

どちらも正しい。

そして主人公はとにかく悪い。

すぐに手が出る。

悪事に手を染めることに躊躇がない。

悪い儲け話を思いつくし、それを実行するし、知人女性を売り飛ばすし、シャブは売るしやるし、まあ酷いものである。

 

ヤクザなんですよね。

男女の別の前に、完全にヤクザです。

この時代だと、あまりヤクザの危険性も知られなくなって来たかも知れません。

それでもね。

知っておいた方が良いです。

ヤバいんですよね、ヤクザって。