愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『キリシタン拷問史』

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日本では昔、キリスト教徒をキリシタンと呼んで迫害していた時期がありました。

キリスト教では迫害されて亡くなることを殉教と呼び、その人は聖人と呼ばれるという風習があります。

過酷な拷問を受けるキリシタンたち。

政治的な思惑から、それを加える武士たち。

ある部分では一向宗一揆にも似ています。

基本的には戦いはしないのですけど。

パードレたちがどんな思いで当時の日本に来たのか?

信仰を持ち続けた農民たちはどんな生活だったのか?

読んでいて切なくなりました。