愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『なぜ元公務員はおにぎり35個を万引きしたのか』北尾トロ

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裁判の傍聴記を数多く書いている著者。

今回は、社会人男性に絞った内容を集めたものです。

社会と接している人たちなので、法廷での様子で、会社や仕事の仕方を想像してしまいます。

この人たちは、色々な物を失うんだろうなぁ、と暗澹とした気持ちになります。

しかし上司が出廷して、今後も雇い続けるし、しっかり様子を見ていくと言ってくれるケースもあります。

これで立ち直れると、出来心だったと言えるので、被告にはぜひ頑張って欲しいです。

 

普通の人と被告たちの間に明確な違いは無い、そんな気がしてしまう、少し怖いお話です。

無一物

お題「#新生活が捗る逸品」

 

朝目覚めたら、一杯の水を飲む。

空腹時に効くという抗ヒスタミン薬を飲み下すのだ。

花粉症が酷いので、この時期は必須アイテムである。

アブトロニクスをお腹にセットして腹筋を鍛えつつ、プレシェーブローションを頰から顎にかけてムラなく塗っていく。

昨日のうちに撮っておいた動画を見ながらローションが乾くのを見計らい、電気シェーバーで頬ヒゲから順に剃り始めていく。

終わったらアフターシェーブの、これは乳液である。

ただその前に顔を洗っておく必要がある。粒の粗い洗浄力の強い物ではなく、マイルドなお肌用の洗顔フォームを使う。

この時に、歯磨き前に使う口腔洗浄液を出しておくと、あとで便利だ。電動歯ブラシのヘッドに歯磨き粉をつけてセットしておくのも同様。

 

……………

 

 

やる事多いなぁ。

 

というわけで、物ややることを可能な限り減らして過ごすように、最近はしています。

実はその方が、支度は捗るのですよね。

『ゆずのどうぶつカルテ』伊藤みんご

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小学生の娘が読んでいたマンガを、借りて読みました。

 

動物病院を営む、叔父の家で暮らすことになった、ゆず。

主人公は小学生の女の子です。

そして叔父さんといっても、まだ二十代。

長髪のイケメン風です。

獣医といえば髭面でぶっきらぼうキャラのイメージがありますが、少女マンガだとこうなるのですね。

よいと思います、こういうの。

 

主人公は動物病院の仕事を手伝う事になります。

居候だから?いや、単純に人手不足からのようですが。

そこに連れてくる人と、その動物との心の交流が、お話の焦点になります。

 

難しい病気の話ではなく、動物目線から人の優しさや気持ちに訴えるような内容のお話です。

不覚にも涙が出そうになるシーンもありました。

個人的に、動物ものに弱いのです。

『グイグイ力』井上三太

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TOKYO TRIBE』や『隣人13号』などの著者である、井上三太氏の著書です。

漫画家なのでイラストも載っていますが、本書はほとんどが文章だけで、成り立っています。

 

もともとは、あまりないようなジャンルのマンガだったので、編集や出版の会社は迷ったかも知れません。

そこを自ら売り込んで、ファッション雑誌で連載をしたり、マンガ雑誌が休刊になってもネットで配信したりと、出来ることを能動的にしていきます。

それが、グイグイ力です。

 

仕事だけでなく、異性に対してもそれは大切だと、著者は述べます。

手をこまねいているうちに、気に入った相手がグイグイいく人に取られてしまうことは、あるでしょうね。

 

マンガと同様、真面目でもあり、笑いもあり。

そして、考えさせられる部分もあり。

きっと何か得られる著書だと思います。

『手塚治虫が描いた戦後NIPPON』

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数十年前です、日本が戦争をしていたのは。

今よりも人の死はありふれていて、お金のために人を殺すということも、簡単に行われていました。

ブラックジャックも二篇収録されています。

大事なものは何か?

生と死とは?

などなど、様々哲学的な疑問を作品にしておる様子が見て取れます。

火の鳥ブッダなどの長編も良いですが、こんな短編集もまた、興味深いかも知れませんね。

『わたしを支えるもの』益田ミリ

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ひとりで色々と気持ちが揺れながらも、強く生きている、すーちゃん。

シリーズものですが、この一冊だけでもわかるようなストーリーになっています。

40歳になったすーちゃんは、カフェの店長から子どもたちの給食を作る仕事に、転職しています。

また、一時期良い雰囲気になった彼とは、残念ながら結ばれませんでした。

彼が結婚してしまったのです。

それなのに、再び偶然出会った彼は2人で食べに行こうと、すーちゃんを誘います。

 

やはりシリーズ全て一貫して、穏やかな空気が流れています。

不倫?かも知れません、手を繋いでいるから。

でも、そんなにハラハラしないのですよね。

それがこの作品の味なのでしょうね。

 

『現代人のための瞑想法』A・スマナサーラ

慈悲の瞑想:サマタ瞑想、安らぎを得て幸福になるための瞑想法

観察瞑想:ヴィパッサナー瞑想、自分とは?人とは?それらを知り尽くす

 

悩みのほとんどは人間関係。人が自分の思い通りに動いてくれない

→自分のために世界が動いているわけではない

 

ヴィパッサナー

子どもの頃持っていた、楽しくしよう、を思い出す

心理を見られる、ストレスから解放される

能力が向上し、ビジネスでも成功する

行住坐臥ムダなことはない、観察する

 

瞑想は今現在を意識して生きること

 

イヤだと感じても、必要なことはやる

 

人としての完成を目指す

 

感情が人を支配する

好き →  欲

嫌い →  怒

何があっても感情的にならないようにする

心が綺麗になる

 

殺さない

盗まない

邪なことをしない

嘘をつかない

ドラッグを使わない

 

慈悲、無常観、不浄観の瞑想がある

慈悲の瞑想がおすすめ

永続した効果ではないので、継続して行う

 

ヴィパッサナー瞑想12〜15時間を二週間続けると効果的

全て実況中継して思考を止める

 

思考は主観的で事実ではない → 妄想

 

自分の脳を上手く操縦する方法、と言えるかも知れません。

宗教書ではなく、実践書として読めます。

さて、現代人には瞑想に割く時間がどれくらいあるか?という問題はありますが。

やろうと思えば出来そうです。

人として共感出来ることも多くて、名著です。