愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『やめる』森永卓郎

f:id:kazuyoshisan:20230425175618j:image

庶民派、と言っても良い森永卓郎氏の著書です。

やらなければならない。

そう思い込んでいるけど、やめても良いことは実はたくさんあるのですよね。

ほとんど全てのことは、やらなくても良い、と言っても過言ではないという考え方もあります。

まあ、何と言うか楽になりますよね、やめた方が。

辛ければやめて良いんです。

『観察眼』遠藤保仁 今野泰幸

f:id:kazuyoshisan:20230425175332j:image

フィジカルが突出しているわけでは無く。

超人的なシュート力があるわけでは無く。

圧倒的なドリブルで相手を抜けるわけでも無い。

それでも素晴らしいプレーをするにはどうしたら良いか?

その場での状況を判断して、素早く的確な選択をして、ミスなく最適なプレーをする。

それは自分がボールを貰う前、もしくは全く関係ないない時にも、さらにいうと練習時でも、さらにさらには食事時でも、無関係ではありません。

 

本書ではそれを観察眼として、名選手と言える2人の著者が、それぞれエピソードを話してくれています。

サッカーだけで無く、色々な局面で参考に出来る考えかたかも知れません。

『世界の海賊大事典』クリエイティブ・スイート

f:id:kazuyoshisan:20230425175041j:image

キャプテン・キッド

黒髭

バーソロミュー

ロロノア

などなど。

これらは全て、実在の海賊だったのです。

船医

船大工

航海士

コック

船長

これらも、実際の海賊船に無くてはならないメンバーでした。

無人島置き去りの刑

相手の船に乗り込んでの戦い

などなど、海賊映画や漫画や書籍で出てくるのは、本当のことだったのです。

 

本書は海賊好きのこころをくすぐる情報が満載です。

これを読んでから、また海賊関係の物語を見たら、楽しさ倍増すること間違いなしです。

『学徒出陣五十年』山下 肇

f:id:kazuyoshisan:20230425174733j:image

若い人たちは国にとって大事です。

生物としても、ここが生き生きと活動して増えてもらうのが、自然です。

それなのに戦争当時の日本は、ついに学生まで戦争に駆り出すことにしました。

出陣という勇ましげな言葉でジリ貧の戦局を糊塗して、多くの若者が命を失いました。

我々は、もうこんな愚行を繰り返さないようにしなければなりません。

『ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎

f:id:kazuyoshisan:20230425174613j:image

大学院に行き、研究をずっとしてきた著者。

本当に素晴らしいことなのですが、こういう人にあまり就職口が無いのが日本の現状です。

それでも研究を続けたい。

そこで著者はアフリカで研究を続ける、という道を選びます。

言語も通じず、明らかな未来も決まってはいないけど、大好きなバッタの研究のために突き進む著者。

本書は学術的な話にはせず、心がウキウキするような、冒険物語になっています。

それも笑いあり、笑いあり、笑いありです。

もしかしたらこれを読んで、研究者になりたい!と考える子どもが出てくるかも知れませんね。

『怖い絵のひみつ』

f:id:kazuyoshisan:20230227225314j:image

怖い絵シリーズの一冊です。

昔は写真が無かったので、あることを伝えるのに絵画が使われることが多くありました。

ニュースの伝わり方にも関わるので、意図的に描かれたものも多くあったようです。

本書では、その歴史的な出来事の恐ろしさもさることながら、やはり見て恐ろしい絵、というものをたくさん紹介しています。

文章にはない迫力が、そこにはあります。

『100分de名著 君たちはどう生きるか』池上彰

f:id:kazuyoshisan:20230425174526j:image

本を読む

→著者の考えを辿ること、さらに自分でも考えてみることが大切

 

誰かの意見を、さも自分が考えたように語る大人は多い

 

自らの過ちを認める!

 

話し合う時は、前提の条件を具体的にはっきりとさせからにする

 

戦争で領地を取っても、そこを自国民でうめつくすことは不可能

 

現在もアメリカは戦争を続け、人とお金を失い続けている

 

物事を正しく理解するには、それまでの歴史を理解する必要がある

 

パールハーバーと同時に英の支配するマレーを攻撃した

 

人々の役に立つことに値打ちがある

 

メンターは斜め上にいる

 

T型人間

幅広い知識や見識をもち、自らの専門分野を掘り下げる