雑読書、フットサル、人生相談を趣味に持つ、獣医で小企業の社長のブログ

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『エリザベス女王』石井美樹子 高瀬直子

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イギリスの繁栄を築いた、エリザベス女王のお話です。

 

エリザベス一世イングランド国王の娘として生まれます。

当時のイギリス島は、イングランドウェールズに分かれていました。

母親違いで年の離れた姉がいて、後に弟も生まれます。

そのため、女王になる可能性はそれほど高くありません。

しかし、姉は王位につきますが、やがて亡くなります。

弟も同様で、エリザベス女王が誕生することになります。

 

王位についたら、国を背負って立たなければならないので、様々な困難が降りかかります。

その中の1つに結婚があります。

色々な国の王族から求婚されますが、エリザベス女王は首を縦に振りません。

女王の結婚は、外交上かなり重要な意味を持ちます。

なかなか決め切れなかったのか、それとも外交のカードとして使ったのか。

 

イギリスのために相当な努力をした女王です。

私はイギリスと結婚した、と言って、結局最後まで独身でした。

 

 

『公務員のお仕事と正体がよ〜くわかる本』

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公務員という人たちや、お仕事があります。

何となく楽で簡単でお給料や補償が良い、というイメージがあります。

果たして実際のところはどうなのでしょうか?

 

公務員のお客さんは一般市民です。

通常の職場での対人部署は、顧客満足などが重視されますが、公務員は必ずしもそうでは無いようです。

それは人事評価に現れています。

それでは、公務員として出世していく人は、どんな人でしょうか。

 

・市民の相談に対してあらゆる手立てを考え、アドバイスをする人

・法的に出来る事はありません、ときっぱりと突っぱねる人

・行政としてはこういう方法があるので、それでお願いします、と迅速に処理する人

 

後の例に出てくる人の方が、出世が早いです。

また、昇進試験を受けなければ、昇進の査定がなされません。

犯人をたくさん捕まえた有能な刑事が、何故か退職まで巡査という一番下の階級だったりするのも、このような公務員の仕組みから来ています。

 

公務員以外の職業を必死に頑張っている人は、読んでいて不快になるかも知れません。

仕組みが間違っていることは分かるけど、それを変えようとしたら昇進できない。

そもそも変えることなんて上司にも権限が無くて出来ない。

社会主義や公務員など、競争相手が外にいない環境はダメなんだな、という事がとても良くわかりました。

 

『洗えば使える泥名言』西原理恵子

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散々苦労してきた漫画家である、西原理恵子の著書。

夢も希望も身も蓋も無いような、高知の田舎町で生まれ育ち「ちくろ幼稚園」、「ぼくんち」、「毎日かあさん」などを描きます。

そんな気概のある著者が出会ってきた名言なので、凄みと味が相当にあります。

 

ウチはもっとこう便所の落書きみたいのでないと。

病気は作んなきゃ。

公務員が本気で逃げたら誰もかないません。

前科とお金とどっちが大事?

男の人生は真夜中のスナックや。

連れ子のくせに遠慮して育て。

白いのはやるな。

気に入らんかったら殺してくれや。

 

どれもこれも、泥だらけですね。

そこが良いのか、洗ってから使った方が良いのか、洗えば何とか使えるのか。

楽しめて、さらにためになるかも知れません。

いや、ためにはならないかも知れませんが。

 

 

『写真・図解日本の仏像』薬師寺君子

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仏像とは仏教にちなんだ制作物です。

もともと開祖である釈迦は、自らの存在を信仰の対象にするようには説いていません。

そのため、釈迦が入滅してから数百年の間は、仏像が作られていませんでした。

 

仏像は大きく如来、菩薩、命を、天部と言う4グループに分類されます。

このほかに神像や高僧像などもあります。

 

如来には釈迦如来阿弥陀如来薬師如来大日如来がいます。

菩薩には観音菩薩弥勒菩薩地蔵菩薩文殊菩薩普賢菩薩、日光・月光菩薩などがいます。

明王には不動明王降三世明王大威徳明王金剛夜叉明王軍荼利明王などがいます。

天部では、帝釈天鬼子母神毘沙門天、阿修羅、金剛力士などが有名です。

 

以上のように仏像は仏教、密教ヒンズー教など様々な教えを取り入れて作られています。

天台宗の本尊は薬師如来です。

真言宗の本尊は大日如来です。華厳宗は毘盧遮那如来です。

浄土宗、浄土真宗時宗阿弥陀如来です。

臨済宗曹洞宗黄檗宗は釈迦如来です。

日蓮宗は釈迦如来、大曼荼羅です。

 

本書を読むと、お寺や博物館で仏像を見るのがとても楽しくなります。

仏教などに興味がない人にもわかりやすく書いてあるので、とてもオススメです。

 

『54字の物語』氏田雄介

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ショートストーリーを集めた作品集です。

もっと短いショートストーリーもありますが、これだけの数を集めたショートショート集は他に無かったはずです。

そして本書は、その第3集です。

宇宙人が出てきたり、原稿と文字で遊んだり、短い文章でも様々な事が出来るのだと感心させられます。

文字を読むのが苦手な人でも、苦がなく読める長さなのではないでしょうか?

時間が無くても読めるおすすめの一冊です。

『仕事論』藤村忠寿 嬉野雅道

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水曜どうでしょう、という北海道で放映していた番組のディレクター二人が著者です。

番組はDVDになって450万枚というかなりの売り上げなので、ご存知の方は多いはずです。

バラエティー番組で、とにかく面白いです。

真面目な話はほとんど出てこないため、この二人が真面目に仕事論について語るのは、とても貴重な気がして本書を手に取りました。

 

会社で生きていく方が、自然でメリットが大きい。

組織へ依存することから抜け出そう。

自分たちが面白いと思うことをやる。

お金は必要だけど、それだけが目的ではない。

 

真面目なことを、二人がたくさん話すような対話形式で本書は進んで行きます。

ところで、途中からとても読みにくくなってしまいました。

私の頭の中で、大泉洋が喋るのです。

「おいおい、藤村くん!君は何を偉そうに、仕事論を述べているんだい?」

本書で二人が真面目に述べれば述べるほど、様々な声が聞こえてきます。

「君が?そんなことをよく言えたもんだなー?」

などなど。

勝手に再生されるのです。

きっと、どうでしょうをガッツリみた人には同じような現象が起きるはずです。

 

著者紹介で、それぞれ数冊著作があるのを見つけて、ずっこけそうになりました。

『はじめての人のための3000円投資生活』横山光昭

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多くの人々が金銭的に自活したり、人生設計における金銭的な部分をサポートするのが、著者の仕事です。

 

この本は、ある程度の金額を貯める、ということを目的として書かれています。

そのために、まずは月々3000円からでも投資を始めましょう。

貯金ではなく投資を選ぶのは理由が二つあります。

現在の預貯金では全く増えないか、利率が物価の上昇に追いつかずに目減りする可能性が高いためです。

 

おすすめは積み立て型の投資信託です。

商品と管理会社も紹介してくれています。

随時金額をあげていくと、目標とする金額に早く到達します。

 

様々なことは起き得るので、本書の通りにやれば必ずお金が物凄く貯まるとは限らないかも知れません。

しかし、お金について考える機会を待ち、毎月貯めていこうという考えを持って実行出来るようになれば、間違いなく本書を読んだ甲斐があると言えるのではないでしょうか。