愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ゾウの時間とネズミの時間』本川達雄 あべ弘士

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生き物が一生にうつ心臓の回数は、種類が違っても、それぞれ同じ。

小さい動物と大きい動物の違いというか、良いところを紹介していきます。

寿命が違ったり、環境への耐性が違ったり、心拍数が違ったり。

トータルで考えると、それぞれの動物は同じようにしあわせなのかも知れない、と著者は述べています。

最後に、オマケで出てきたナマケモノは動かないで長生きする、というエピソードが出てきます。

働きすぎているせわしないひとには、とても考えさせられるお話ではないでしょうか。

『ルポ川崎』磯部涼

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川崎は治安が良くない街の一つです。

数年前には、中学生が少年に殺されてしまうという、痛ましい事件もありました。

ヤクザ、中卒、地下格闘技、ヒップホップ、刺青。

博打場と風俗のある街で、必死に生きている若者たちを取材したルポルタージュです。

生まれて育つ場所で人は作られて生きていく、そんなことを実感させられました。

『お寺のどうぶつ図鑑』

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お寺の境内には狛犬がいます。

でもそれだけではありません。

実はお寺により、それ以外にも様々な動物がいるのです。

獅子

などは、あるいは思い浮かぶかも知れません。

しかしさらにあります。

ネズミ

などなど。

他に空想上の生き物まであります。

お寺と言ってよいのか神社と言ってよいのか、こうなると判断に迷いそうですが。

本書を読むと、あちこち巡るのが楽しみになりました。

 

『山椒魚』井伏鱒二

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著者の代表的な作品です。

洞窟のようなところで生活しているうちに、体が大きくなりすぎて出られなくなってしまった山椒魚のお話。

迷い込んできたカエルも出られようにして、道連れにします。

もし永遠に生きることになったら、それはとても恐ろしいことだ。

そんな話を思い出しました。