愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『一行でわかる名著』斎藤孝

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多くの名著から、肝となる一行を紹介してくれているのが、本書です。

 

ゴッホ

黄色はなんてキレイなんだ。

 

ブッダの言葉

依存をせずただ1人歩め。全世界に対して無量の慈しみの心を起こすべし。

源氏物語

相手の名誉を考えて、どの人も公平に愛しなさい。

カラマーゾフの兄弟

人生の意味は、人生そのものを愛せ。

 

平家物語

ただ疾く疾く首を切れ

 

君主論

加害行為はまとめていちどになされねばならない

 

歎異抄

念仏して地獄に落ちたりと、さらに後悔するべからず


論語

学は及ばざるが如くするも、なおこれを失うことを恐る

 

ファストアンドスロー

自分の中に直感と熟慮の2人がいると心得る


いきの構造

いきとは、垢抜けして、張りのある、色っぽさ

オイディプス王

俺の災いは俺だけのもの、誰も堪え荷う事はできない。

漱石書簡集
ただ牛のように図々しく進んでいけ。

 

悲しき熱帯

世界は人間なしに始まり、人間なしに終わるだろう。


まだまだ、多くの名著と名言が紹介されています。
そして、原著を読みたくなります。
本書自体も名著、かも知れません!?

『ココ・シャネルの言葉』山口路子

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ファッションのブランドであるシャネル。

その創始者は、ココ・シャネルという女性です。

貧しく恵まれない家庭環境で育ち、その後裕福になり様々な芸術家などを支援するにいたります。

そんな彼女が、どのように考えて振る舞ったか、を垣間見せてくれるのが本書です。

 

香水で仕上げをしない女に未来は無い。

 

過剰は美しくない。常に除去すること。

色が多いほど醜くなる

 

お金があれば人を助けられる。助けた私の要求は1つ、誰にも知らせないで、と言う事。


仕事と恋愛。他の時間なんてあるわけがない。

人からの評価より、自分が全力を出したことに価値を見いだす。

 

とにかく私はスタッフの2倍働いた

 

かけがえのない人間であるためには、人と違っていなければならない

 

人間は、魅力があるか退屈かで、二種類に分けられる(オスカー・ワイルド)

女たちは退屈(ココ・シャネル)


人が残せるものは、何を考え、何を愛したか

 

嫌悪の精神、嫌いなものを排除

かなりハッキリとした、激しい性格だったようです。その分言葉に力があります。

このように、文章としてそれを知れる私たちは、とても幸せかもしれません。
反対に、周囲にいた人はひょっとしたら、とても大変だったかもしれません。はたまた、かなり強く惹かれたのかもしません。

『旧約聖書 創世記』関根正雄訳

 

旧約聖書 創世記 (岩波文庫)

旧約聖書 創世記 (岩波文庫)

 

 

始めに神が天地を創造された。

 

ここから全てが始まります。

旧約聖書の一部を文庫化した物です。

ヤハウェ神が天地を創造し、東方のエデンに1つの園を設けます。

そこに彼の作った人を置きます。

 

カインとアベル

ノアの洪水

バベルの塔

アブラムの放浪

ハガル

アブラハムとの契約

ロトの娘たち

イサク誕生とイシマエル

イサクの献供ヤコブエサウ

ベニヤミンの誕生、ラケルの死

ヨセフ、エジプトへ来たる

ヨセフと兄弟たち

謁見、飢饉
ヤコブの祝福
ヤコブの終わり

読んでいくと、そういえばそうだったっけ。と、思い出すような話がたくさん出てきます。
様々な宗教のルーツであるので、ぜひ読んで身に付けておきたい一冊です。

 

 

 

 

創世記―旧約聖書 (ワイド版 岩波文庫)

創世記―旧約聖書 (ワイド版 岩波文庫)

 

 

『落語まんが寄席』なかむら治彦 鈴々舎わか馬

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落語の名作の中から20演目を、四コマリズムの漫画で書いています。

各話の後には、文章であらすじと解説がつけられています。

 

寿限無

火焔太鼓

目黒のさんま

時そば

まんじゅうこわい

などなど。

どれも有名な噺ですが、漫画で読むと、また違った味わいがあります。

落語を知らない人のとっかかりとして、ぜひおすすめしたい一冊です。

『AV男優という職業』

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AV男優を職業としている人たちの、手記や対談集です。

 

女優さんの数に比べて、男優さんは百分の1以下という、かなりの少人数です。

そのため、毎日のように撮影などの仕事をこなします。相当にタフです。

撮影中は、周囲に大勢の人がいて、勃たなければタチマチという時間が出来る。

開き直るしか無いのか、そもそもこの仕事を始める時点で何かを吹っ切っているのか。

そんなに大したきっかけや考えも無く、始めている人が多いのが、印象的でした。

 

それぞれに奥さんがいたり、お子さんがいたりするのですよね。

読んでは見たものの、やはりわからない部分が多い世界でした。

 

『1ミリの後悔もない、はずかない』一木けい

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第15回Rー18文学賞読者賞受賞作の『西国疾走少女』と、他四つの短編で構成されています。

短編は全て違う主人公ですが、それぞれの登場人物は同じで、全ての短編をと通して一つの物語になっています。

 

恵まれない家庭環境で育った少女が、中学生になって初めて恋をした。その相手は、初めて自分を大事にしてくれる人だった。

 

中学の時に憧れていた先輩は、太っていてすぐには分からないほどに変貌していた。

 

物語はあちこちの時間にとんで語られます。

短編の中でも、短編同士でも。

それが効果的で、読み終わってから、思わずため息が洩れました。

秀逸です。

 

『せつない星座図鑑』

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全ての星座にまつわる神話が紹介されています。

はえ座などの神話が無い星座は、エピソードが紹介されています。

 

はえ座か作られて、後にみつばち座となり、それからみつばちまたははえ座となり、さらにははえ座に戻されました。

と言った具合です。

ちなみにはえ座の隣にはカメレオン座があり、はえを狙っているのだそうです。

 

物語の紹介とともに書かれている一コマ〜二コマ漫画が、かなり面白いです。

そのため、知っている話でも、新たに楽しめました。

子ども用ですが、実は神話を知っている人にこそ、笑いが出てくる著書かも知れません。