愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ルポ路上生活』

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「勇気づけられるわー!!」

これが本書を読んだ第一の感想です。

著者は西成での日雇い生活などを書いている、ルポライターです。

本書では舞台を東京に移して、路上でホームレスとして生活をルポします。

季節は夏、スタートは新宿です。

その後、上野や荒川の河川敷へ移動して行きますが、辛いからではなくルポのためです。

最初に食料を買いますが、その後は炊き出しを回ることにより、全く食費はかかりません。

冬は寒さが辛いかと思いきや、それもボランティアから貰えるので、むしろ夏より過ごしやすいのだそうです。

もろもろのことがあり、決して楽ではないのでしょうけど、もしもの時はこんな風にでも生活していける事がわかりました。

人生何とかなる!

 

辛い人にとって、きっと勇気づけられる良書です。

 

『超ドリブル講座』岡部将和

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フットサルやサッカーで、武器として身につけておきたいプレーの花形といえば、ドリブルです。

本書は、ドリブルデザイナーという肩書きで活動する、岡部将和氏によるドリブルの本です。

絶対に抜ける状況に持っていくにはどうしたら良いか?

まずそのための心構えは?

その時に応じたドリブルとは?

どれも勉強になります。

もっと早くにこの本と出会っていれば、と思うほど、素晴らしい内容です。

実際に自分のドリブルが上手くなったのを感じられます(45歳一般男性)

『ヤクザ・チルドレン』石井光太

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ヤクザの子どもとして生まれたら、どんな苦労があるのか?

少なくともアドバンテージは無いように思います。

本書はそんな疑問について、実例を上げて答えてくれています。

 

同じヤクザの道に行く者。

覚醒剤を教えられる者。

差別に合う者。

 

生まれが違ったら、そうはなっていなかったはずの人生が、たくさん出てきます。

最近では親ガチャと言われますよね。

他の家庭と比較することはナンセンスなのですが、それでももし彼らが違う家庭に生まれていれば、そう思えてなりません。

『だから、生きる』つんく♂

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喉に出来たガンにより生命の危機を迎えた著者は、歌手でした。

声が出なくなるのも辛いのに、死ぬかも知れないとなると、本当に辛かっただろうと想像できます。

 

本書は著者の歌手やバンド活動、プロデューサー業務、声が出せなくなってからの活動などが赤裸々に書いてあります。

 

諸行無常や生と死を思わずにはいられない著書です。

そして著者の更なる幸せを願って止みません。

『極楽に行く人、地獄に行く人』水木しげる

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ゲゲゲの鬼太郎』などの著者である水木しげる氏が、極楽と地獄について書いた本です。

 

著者は戦争で片腕を失います。

当時は多くの人が死にました。

著者が生きのびられたのも、偶然だったと言えるでしょう。

生と死についてはみんな身近に感じる時代でした。

そんな著者には、極楽や地獄について話してくれる老婦人が身近にいました。

そのおかげで様々なことを知りました。

 

本書はそれらを著者の考えなどで分かりやすく紹介しています。

あのイラストもついていて、眺めるのも楽しいです。

様々な外国の死後の世界についても言及されていて、内容は盛りだくさんです。

楽しくて考えさせられる興味深い一冊でした。

『秦の始皇帝』陳舜臣

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初めて中国を統一した秦の始皇帝

それまでには殷があり、周がありましたが、それでも広大な土地の一部を支配するのに留まっていました。

ある見方では英雄であったり、天才であったり、といわれる始皇帝

しかし本書では、ある意味で出るべくして出た人物だと、解説しています。

 

それにしても、始皇帝の系譜から今の中華思想が生まれているのですよね。

世界征服に繋がりかねない危険な思想です。

著者は始皇帝が最初に中国を統一したことにより、中国は統一できるんだ、という考えが生まれたと言います。

だとしたら、今の中国の姿を見ると、始皇帝はなんて余計なことをしてくれたんだろう。

そう考えざるを得ません。

『宇宙兄弟35』小山宙哉

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いつか人はどんどん地球を飛び出して行くのですよね。

今でもISSなどで活動している人たちもいます。

本書は宇宙飛行士になった主人公が、月で大事なミッションに挑んでいます。

 

月は地球から最も近い星ですが、それでも宇宙は地球と異なりわからないことが多いです。また、様々なことが起きえます。

そんなところで何かを成し遂げることや、まずは生きて帰ることがどれだけ大変か。

 

それでも明るく前向きな主人公を始めとしたクルーやスタッフたちには、こちらが励まされるようです。