愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『立川談志の正体』快楽亭ブラック

立川談志の正体―愛憎相克的落語家師弟論 作者:快楽亭 ブラック 出版社/メーカー: 彩流社 発売日: 2012/02/01 メディア: 単行本 立川談志は家元制度にして、弟子からお金をとっていた。 どんな時でも何でも笑いにする人であった。 良い落語家は洒落が効いてい…

『霞っ子クラブの裁判傍聴入門』

霞っ子クラブの裁判傍聴入門 (宝島社文庫) 作者:霞っ子クラブ 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2007/02 メディア: 文庫 霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記 作者:高橋 ユキ,多岐川 美伎,長谷川 雫,加賀美 はる子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/08/17 …

『婚活その人と結婚するために』倉田真由美

婚活――その人と結婚するために (王様文庫) 作者:倉田 真由美 出版社/メーカー: 三笠書房 発売日: 2012/08/16 メディア: Kindle版 結婚を必ずする、と言う決意をしないとなかなかできない。 相手に対しての悪印象を大事にする。そこに目をつぶってしまうと、…

『サッカー見るプロになれる! 50問50答』杉山茂樹

サッカー「見るプロ」になれる!50問50答 (王様文庫) 作者:杉山 茂樹 出版社/メーカー: 三笠書房 発売日: 2010/04/28 メディア: 文庫 間違ったプレイをしないのが良い選手。 ミスをして良い場所→両サイドの高い位置 ミスをしてはいけない場所→中央、自身の深…

『みっともないお金の使い方』川北義則

みっともないお金の使い方 (PHP新書) 作者:川北 義則 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2013/04/15 メディア: 新書 人のために使うと良い。 いくら?と聞かない。 お金がない、と言わない。 お金の使い方には、人としての品性が如実に出てくる気がします。…

『自分を仕事にする生き方』はあちゅう

「自分」を仕事にする生き方 作者:はあちゅう 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/12/20 メディア: 単行本 好きなことをする。 発信はウケを狙わず、淡々と続ける。 行動を速くする。 自信がある、上に行ける人とつるむ。 早く動く。 会いたかった人と会…

『自分のことだけ考える』堀江貴文

自分のことだけ考える。: 無駄なものにふりまわされないメンタル術 (ポプラ新書) 作者:堀江 貴文 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2018/03/29 メディア: 新書 自分のことに集中して生きる。 自分が正しい、必要、こうだ、と信じることをやる。他人や他の…

『年収10倍アップ時間投資法』勝間和代

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法 作者:勝間 和代 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2007/04/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) 時間はすべての人に平等。 (やらないこと)が重要。 結果を定量化する。 投資の時間を増…

『あなたの子供を辞めました』中井裕美

あなたの子供を辞めました 作者:中井 宏美 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 2011/08/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) 母親から虐待を受けていた少女が、なんとか救われるまでの手記です。 子供にとって親は、絶対と言っていいような存在です。…

『破門』黒川博行

破門 (角川文庫) 作者:黒川 博行 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2016/11/25 メディア: 文庫 仕事のない建設コンサルタントをしている二宮が主人公。 疫病神である桑原と言う、イケイケのヤクザと仕事をするお話です。実際にこういうヤクザが今もいるの…

『それでも僕は夢を見る』水野敬也 鉄拳

それでも僕は夢を見る 作者:水野敬也,鉄拳 出版社/メーカー: ミズノオフィス 発売日: 2015/12/18 メディア: Kindle版 失敗ばかりの人生で、夢を見ることを諦めた。 忌まわの際につまらない人生が輝く時間だったと気付いた。 水野敬也氏の文章と、鉄拳氏の絵…

今、目の前にいる、大切な人

今週のお題「大切な人へ」 一番大切な人は、妻です。 と言っておかないと、後々問題がありますね(笑) でも、事実です(キリッ) 面白いことに、年々大切な人が増えていっている気がします。 娘が生まれて、さらに下にも生まれて。 甥っ子や姪っ子が出来て…

『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』堀江貴文

金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの? 作者:堀江貴文 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2013/04/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) 堀江貴文氏が、様々なビジネスの相談に答えていく、という内容の著書。 全編を通して、実に多…

『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』

宗教、哲学、音楽などの各分野から、様々な教養が1ページずつにまとめて、紹介されている著書です。 形而上学 ソクラテス ブラックホール チンギス・ハン 各ページに、それぞれの繋がりはありません。 著者の集めた物を書いた、百科事典を読んでいるような感…

『ビギナーズクラシック 源氏物語』紫式部

帝に寵愛を受けて、周りの女性たちから嫉妬し迫害される、桐壺の更衣。 そんな中で生まれたのが、光源氏です。 しかし、このことで更に嫉妬が激しくなり、更衣は実家に帰ってしまいます。 教育を受けると、学問も芸能も超優秀な源氏ですが、運命判断により皇…

『うちの3姉妹増刊号』松本ぷりっつ

フー、スー、チーちゃんたち三姉妹を著者である母の目線で描いた、漫画です。 しっかり物だけどどこか抜けている長女。 自由奔放だけど芯の強いところをたまに垣間みせる次女。 強くて愛される三女。 今回は増刊号ということで、母が小さい頃の話も収録され…

『秘密』

一つのストーリーを、2人の主人公による別の視点で書いている、短編集。 吉田修一、有栖川有栖、北村薫、伊坂幸太郎、三浦しをん、などの作家が、それぞれ1セットの話を書いています。 幸福な人と不幸な人。 彼と彼女。 同じ人を別の人間が見ると? どの話も…

「愚者の道』中村うさぎ

愚者。 賢者の逆にいる存在として、本書で出てくる言葉です。 賢者の石があるように愚者の石、という物が存在していて、それを著者は持っている。 つまり著者は、正真正銘の愚者、という事です。 世の中には多くの愚者がいます。 と言うよりは、ほとんどの人…

『東大卒プロゲーマー』ときど

格闘ゲームのプロが著者です。 東大卒、というとすごいような気がしますが、プロゲーマーというと、大丈夫?と思ってしまいます。 著者は学生の頃から、格闘ゲームに没頭します。ゲーセンで、家で、かなりの時間をそのために費やします。 当たり前ですが、た…

『夜想曲集』カズオ・イシグロ

夜想曲がキーになる短編集。 著者はノーベル賞作家のカズオ・イシグロ。 それぞれ外国の街が舞台ですが、その街並みや曲が、ありありと浮かんでくるようです。 登場人物も街も、成熟した大人というイメージがします。 読み物なのですが、聴覚まで刺激される…

『嫌われる勇気』岸見一郎 古賀史建

言わずと知れた、アドラーの著書です。 すべての人は、自らの考えた主観的な世界に生きている。 人は目的に沿って思考し、勝手に意味付けをする。 人は変われる。今すぐにでも幸福になれる。 過去は未来に何の影響も与えない。 人間の悩みはすべて対人関係の…

『日本人の一大事』佐藤愛子

著者は小説やエッセイなど、数多くの作品を書いている、佐藤愛子。 著者は、様々な出来事から、日本の現状や未来を憂いています。 昔はこうだった、というような描写が度々出て来ます。 ともすると、お説教のようになりかねないテーマです。 しかし、かなり…

『誰とでも心を通わせることができる7つの法則』DAIGO

DaiGoメンタリズム ~誰とでも心を通わせることができる7つの法則~ 作者: メンタリスト DaiGo 出版社/メーカー: ワニブックス 発売日: 2011/09/01 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 5人 クリック: 202回 この商品を含むブログ (14件) を見る メンタリ…

『日本の哲学者とお茶を飲む』白取春彦

西田幾太郎 人の心を目的にする。人の心が1番大切。 素直にまっすぐに、世間や損得を考えず無邪気に生きる。 三木清 成功と進歩は同レベル。上へと進んでいく。幸福は違う。より上のものはない、満足した状態である。 鈴木大拙 真人・分別を脱いだ1人の人。…

『印税で1億円稼ぐ』千田琢哉

著者はお金持ちになるためではなく、死ぬまで勝ち続けるために1億を稼ぐのだそうです。 このくらいなら自分にも書ける、と言ううぬぼれが最高の才能です。 自分の直感で、いけると確信できるものが、その人の才能です。 作家は雄弁である必要はないが、圧倒…

『夢を売る男』百田尚

出版社で本を出す、という仕事をしている主人公。 専門は新人作家です。 新人賞の選考に漏れた作家に連絡して、埋もれた才能を発掘します。 しかし何故か、せっかく出版までこぎ着けたのに、どの本も全く売れません。 さらに不思議なことには、この出版社、…

『プロカウンセラーの聞く技術』東山紘久

カウンセラーという職業があります。 彼らの職業は、聞くことです。 聞き上手は話さない。話が下手だったとしても、話すよりも聞く方が好きだと言う人はいません。 受容で聞く。賛成ではなくても、相手のこととして肯定する。 相手(キウイが好きです) 自分(…

『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子

作家である佐藤愛子の著書。 2〜30年以来の久しぶりに読みました。 気がつけば90歳になっていたのですね。 よく怒っています。 新聞の人生相談に。 過剰だと思える裁判の判決に。 水の流し方が分かりにくいトイレに。 怒りというものは、基本的に利己的で良…

『爽年』石田衣良

女性向けのコールボーイを派遣するクラブ。 娼夫、という言い方を、本作ではしています。 同シリーズの三作目です。 相手の女性を、心身ともに喜ばせる事を考えて、それを徹底している主人公のリョウ。 一緒に食事をとったり、買い物に付き合ったり、話をし…

『世界一考えさせられる入試問題』

ハーバード大学に入りたいけど入れなかった、ある外国の人は言いました。 日本の大学は、勉強さえ出来れば入れるんだから、楽でいいよね。 この方が言いたかったのは、テストの点さえ良ければ、というような意味だそうです。 カタツムリに意識はあるか? あ…