2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ウーマンラッシュアワーというお笑い芸人の、村本大輔氏による著書です。 今の日本にある笑いには、風刺やメッセージが足りないと、著者はいいます。 海外のスタンダップコメディーが、それらを満たしていると。 ある時期から笑いにメッセージを込めるように…
なんでこんなに切ないお話が書けるのだろう? 小説は特に、読む人により感想が変わるものだと言われます。 私の場合は、とてもこのお話は切ないです。 こんな話を書く人って、一体どんな人なんでしょうね。
色々な事件が、歴史にはあります。 昭和にもたくさん。 本書では、昭和を生きた著者たちによる、それら有名事件についての対談です。 当たり前だけど、同じ事件でも人により受け取り方が違うのですよね。 昭和はまだ生きている人がいて、正しいことがわかる…
天の国 → 神の国を代替したもの モーセの十戒の一 あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない を受けて 心の貧しい人 = 神しか頼らない人、心のへりくだった人 平和に必要なのは、社会的弱者になり、彼らと共に生きること 誓うな:責任を神に転嫁するな …
今で言う、学習障害であったり、多動症であったり、アスペルガー症候群であったり、もしかしたらそんな病名がつけられてしまったかも知れない、トットちゃん。 手に負えない、という理由で、数日で小学校を退学になってしまいます。 しかし、次に通うことに…
知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまう。 いや、もしかしたら、ある程度は意図的なのかも知れない。 それが夫婦間でも、あるとしたら。 やはりそれは夫から、妻への言葉であろうことは、想像にかたくない。 自分はこんなことは言わない。 そう思うのだけ…
これだけ多くの人たちを、時代を超えて楽しませたり、泣かせたり、笑わせたり、考えさせたりする、文豪たちの小説。 本当にすごいです。 そんな人たちが、特定の相手に対してささるように書いたのが、手紙です。 それぞれ様々なシチュエーションのものが紹介…
怪奇な物語は、読む人により怖さがかなり異なるところだと思われます。 本書は、昭和の、いかにも怪奇現象が日常の隣に当然のものとして存在している頃の話です。 講談師が語るような口調で、物語は進んでいきます。 野山の暗さや静けさが、人の風習が、きっ…
今週のお題「練習していること」 生き方 未だによくわかりまん…。
とある寒村で起きた痛ましい事件。 つけびとは、放火のことです。 閉鎖された社会だからなのか、その人だったからなのか。 八つ墓村を思い出す、何とも気の滅入る事件です。
漫画家である著者による、漫画と文章を合わせた読み物です。 人生というと、重苦しい雰囲気がありますが、このような形だと、深刻にならずにすみます。 いや、そうか、私たちは毎日人生を送っているということなのですよね。
身内の人が認知症になってしまったら。 高齢化社会の現代日本では、誰にでもあり得ることです。 症状は、程度によりますがひどい時は本当にひどいようです。 本書の家庭でも、読んでいてなかなかの厳しさに、思わず胸が詰まります。 それでもあっけらかん、…
今週のお題「卒業したいもの」 どの事件を見ても、ほとんどの原因はお金だと、最近気づいた。 そうでなければ名誉やプライドや所有だったりの、ある種の欲が原因となっている。 全く欲が無ければ、恐らく生きてはいけない。 問題になるのは、それが過ぎてし…
数十年ぶりにでた、『窓際のトットちゃん』の続編です。 前作では小学生だったトットちゃんは、本作で健やかに成長して、伸びやかに生きていきます。 何ともチャーミングな人なのですよね、トットちゃん。 読んだらきっと、みんな好きになること請け合いです…
他者からの承認が欲しい、何かに当たっていきたい、手応えが欲しい →でも勇気がなくて出来ない 個人の時代 →孤独の時代 死について書いた、デス・ノベル 自我の孤独、は明治になり新しくできた →今日的な自死の始まり 高等遊民:高い教養を持ち、人品もしっか…
今週のお題「習慣にしたいこと・していること」 わからないことがあれば、すぐに調べるようにしています。 分からない事だらけなので。 そして、意識しているわけではありませんが、すぐに忘れてしまいます。 何となくその方が負荷が少なくて良いような気が…
神曲、源氏物語、失われた時を求めて、相対性理論、ツァトラストラ、古事記、風と共に去りぬ、資本論 『わが闘争』は世界を動かしたのはたしか 教養と財産がなければ出世出来ない社会 ナチ党は完全に能力に応じた機会を与えようとした エリートから国民主権…
日本人の道徳意識や思考方法という日本文化の解説書 武士道は文字に書かれた掟ではない、口伝や格言 仏教、神道、儒教が源 おちつき、生に執着せず死に親しむ 主君への忠、先祖の崇拝、親への孝、謙譲 君臣、父子、夫婦、兄弟、朋友の関係 ※それ以前から日本…
言葉で心の中を伝えたり語ることは出来ない 解脱は教義では授けられない 世界は、全ては、そのままそこにある 不安を感じても何の役にも立たない 自己の法則と軌道で歩く 一切の生命の統一 聴くときは己が耳になり切る 時は存在しない 「ある物」は常に「全…
太古の昔、火の周りに人は集まり、集団で幸せに暮らせるようになった 生、死、労働 この三つを切り離したのが、現在の建築 その家には暖炉と囲炉裏という「火」があった 「窓」があった→自然という他者に開かれていた 建築は住人の考えを映す 建築は価値実現…
常に患者やマイノリティ側に立つという倫理観 知識欲が権力欲に転じないように気をつける 一般の診断に治療基準からこぼれ落ちる、個人症候群、という考え方 オープンダイアローグ:患者に精神疾患の症状が現れた時、家族、患者、医療従事者が一度に集まり対…
日本の知識人や上流階級への批判 西洋ばかり追いかけ、迷信や宗教に無関心 日本の文化の本当の良さを知らない 人間は事実より、幻想や想像力に頼って生きる ワーグナー「あらゆる理解は、愛を通して我らにいたる」 神道の真髄は、国民の心の中に生きている …
今週のお題「小さい春みつけた」 家から一番近いドラッグストアに、スイーツを置いている棚があります。 大福とかあん団子とかみたらし団子とか、結構な和の甘味が充実しているのです。 ほかに、まるごとバナナやプッチンプリンもありますけども。 ある日そ…
アメリカ大統領は就任式で聖書に手を置いて宣誓する 紙幣にもコインにも、我々は神を信じる、と記されている イスラム教の考え方 アッラーの教えをユダヤ教徒が守らない イエスを通じて、新約聖書を与えた キリスト教徒も守らない ムハンマドを通じて、クル…
以前、方言とその話者は社会的に評価が低かった 共通語はよそゆき、方言は普段着 家族にしか使わないケースもある 日本語は地域により全く違う 言語形成期:3-15歳、人の言葉の基本的な部分が作られる 地方の方言を残すため、方言ソングが作られている たむ(…
犯罪を犯して塀の中に入る少年たち。 彼らは更生を期待して、施設に入るはずです。 世間を騒がせるような重大犯罪を犯した少年も、やはり同じです。 そんな少年たちは、実際に塀の中でどんなことを話し、どんな生活を送るのか。 一説には少年院に入るような…
今週のお題「大発見」 長女が生まれて何ヶ月だったでしょうか。 仰向けの姿勢で、腹筋を使っているのかいないのかわかりませんが、ゆっくりゆっくり一生懸命に手で足に触れました。 その瞬間、本人はびっくりした表情になりました。 「足の存在を発見した瞬…
基本的には、喜んでこの仕事を選ぶことは少ないようです。 みんな、それぞれの事情がある。 本書はそんな風俗嬢たちに、実際に取材をして赤裸々にありのままを語ってもらったものを、まとめてあります。 彼女たちは悪くない、モラルというものが何と言おうと…
著者がヤクザなわけではありません。 しかしライターとして、数多くのヤクザと会い、会話をしてきました。 本音を引き出して、楽しい記事を書く。 それは本当に大変なことだろうと想像されます。 怒らせたら本当に怖いでしょうし、何で怒るかもわからない気…
原始仏教の僧侶である著者。 自身も高齢になり、様々な体や脳の変化が出てきていると言います。 そこでどう考えて、どうふるまうか。 仏教では欲を消していくことが、心の安寧、ひいては幸せに繋がると教えています。 歳をとるのは、そのためのチャンス、そ…