愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ここちよさの建築』光嶋裕介

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太古の昔、火の周りに人は集まり、集団で幸せに暮らせるようになった

 

生、死、労働

この三つを切り離したのが、現在の建築

 

その家には暖炉と囲炉裏という「火」があった

「窓」があった→自然という他者に開かれていた

 

建築は住人の考えを映す

 

建築は価値実現の意図を持ち、作られた建物

住人の記憶の器でもある

科学と芸術

 

空間は人を包む存在

 

立面図は美しさを示すために書かれる

 

20世紀は機能的で場所を選ばない、モダニズム建築

 

建築の空間に対して感じたことを言語化する

→ 自分が世界をどう捉えているか、がわかる

 

絵を描く、日記、詩、俳句、短歌、写真、話す、どれでも可

 

建築家自身と解釈が違っても良い

 

常にもっと出来るのではないかという、自分への眼差し

 

ダニが感じるのはたった今三つ

動物の匂い

しがみついた毛の感触

皮膚の温度

これが世界の全て

 

考えるな、感じろ

特に皮膚や空気に触れる感覚

 

ホッとする空間を作る

 

窓、神棚、仏壇を通して外の世界とつながる

 

学ぶほど、自分は変わっていく

 

本棚で自分をチューニングする

 

手入れをする

 

変化に順応し続ける

 

完成を急がない