2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
日本語、というか言語は、キリがないですよね。 辞書にある単語を、全て理解出来る人なんているわけがありません。 それを使いこなすとなると、さらに出来る人は減るでしょう。 干戈をまじえる 正鵠を射る などなど。 スマホでさえ、予測変換に出ないのです…
お笑いコンビB &Bで活躍した、島田洋七氏が著者です。 本人の幼少期から中学校を卒業するまでの、自伝的な小説です。 タイトルのがばいばあちゃんとは、佐賀の方言で、すごいばあちゃんという意味です。 家庭の事情により、騙されて(‼︎)都会の広島から佐賀へ…
7・7・7・5 これが都々逸です。 ドドイツと読みます。 川柳、俳句、短歌は知っていても、都々逸を知らない人は多いようです。 でも、実は知っているのです。 お医者様でも 草津の湯でも 恋の病は 治しゃせぬ お前百まで わしゃ九十九まで ともに白髪の …
元ライブドア社長の堀江貴文が著者です。 獄中記は数々ありますが、ここまで有名人のものは、あまり無いのではないでしょうか。 それも、犯罪をしたからではなく、元からの有名人です。 マンガのパートと文章のパートがあり、誰にでも読みやすいようになって…
最近では、孤独を恐れる風潮があります。 あいつはボッチだと言われるのは、若者なら嫌だろう。 孤独死という言葉もある。 しかし著者は、孤独こそ極上のものだと説きます。 会合や会食の後に一人になった瞬間の、ホッとした気持ち。 他に頼らずに、孤独で凛…
ムスメが陸上部に入りました。 そのうちに、足が速くなるはずです。 まさか、そのうち負ける日が来るのでしょうか? それは嫌だなぁ、と思っていたら、こんな著書を発見しました。 アテネ五輪のリレーで四位になり、日本陸上会をかなり盛り上げてくれた、朝…
ロシア文学で重要な作品の数々を残したトルストイ。 その名作のうちの一つが、本書です。 純朴な貴族の青年である、リョービン。 その友人で貴族で官僚のオブロンスキー。 その妹のキチィ。 タイトルのアンナ・カレーニナは、オブロンスキーの義理の妹です。…
今週のお題「いも」 「お食い初め」という行事があります。 乳飲み子が、初めて食べ物を口にする、というイベントです。 長女は良い箸をあつらえ、鯛を丸ごと1匹準備して、万全の姿勢で臨みました。 親が箸でほぐした物を、少しだけ口にそっと入れるという…
カウブックスの松浦弥太郎氏の著書です。 英語とフランス語と中国語を話せるようになると良いですよ、という趣旨です。 氏は、週に一度時間を取って、各言語を学んでいるそうです。 強制的に学ぶようにしてしまう、というのは学習のためには良い方法のようで…
学者として、作家として、それぞれ異なる分野で活躍する著者の対談です。 テーマはタイトル通りで、社会における女性について、です。 どちらも自立した個人なので、確固たる意見を持っている様子がありありと見て取れます。 そして、あたかも目の前で喋って…
ファッションは難しい。 そう思わされてきた人たちは、確実に存在します。 どんな服を着るきのがよいかわからず、センスが無いという言葉で片付けられ、途方に暮れている。 そのセンスとやらを教えてくれ! そんな問いに、しっかり分かりやすく答えてくれる…
若い時の自分に読ませたい書籍を選ぶとしたら、それはもう、様々なものが浮かぶのですが。 幼稚園からずっとサッカーをしていました。 サッカー雑誌を読んだり、動画を見たりはしていたのですが、ここまでの数は無かったように思います。 全てのものが進化し…
戦時中、台灣は日本の領土でした。 朝鮮や中国の一部も、やはり日本が占領していました。 本書は、その当時台灣で生まれた台灣人の皆さんに、対談形式でインタビューをしたものです。 当時の台灣人たちは、日本人として日本語を学びました。 学校などの様々…
約二ページの中に収まる殺人事件。 それを毎回博士が解いていく、クイズ形式のミステリーです。 鮮やかなトリックもあり、言葉のあやを見つけるものもあり、状況をよく見たら解決出来るものもあり。 注意深く読めば、大抵は正解に辿りつけるはず。 なのです…
世界という広い横軸と、歴史という長い縦軸を掛け合わせると、ほとんど全てのことがわかる。 と言ったら言い過ぎでしょうか? ともあれ、知っておくと良いのは確かですよね。 日本では奈良時代、古事記、日本書紀点が書かれた。唐に対して、自分たちも歴史の…
著者が実際に大学で行った授業と同じ内容を、著書にしたものです。 ワラパルテの原則・何人かの専門家でネットワークを作れば権力は簡単に取れる 哲学は(悟性) (理性) (感性)など、得体の知れない言葉が出るので難解である ドイツ語ではこれらが日常語として…
現代で共産党や社会主義は、なかなか難しいところがある、と露呈してはいます。 しかし、この資本主義の経済が完璧に上手くいっているかというと、そうではありません。 そこで、何か得ることがあれば、と本書を手にとりました。 今までのあらゆる社会の歴史…
外務省で外交官として、国益のために職務にあたっていた著者。 それがある時逮捕され、留置所に入れられてしまいます。 その1年以上に及ぶ獄中で書き溜めたものを、書籍化したものが、本書です。 江戸時代は本がとても大切なものだった。 声に出すことを読む…
『深夜特急』などの著者である、沢木耕太郎氏のエッセイ集です。 一話目から、初体験、のエピソードです。 と言っても、そのような意味では無く、文字通り初めて体験した何か、というものです。 文章に人を引き込むような力があります。 一人でどこへでも行…
不条理を描く事が多いと言われる、カフカの短編集です。 努力しても報われない、不可解な、むしろ何をしているのかすらわからなくなる、そんな展開のお話が続きます。 わかるけど、わからない。 読む時により得ることが多く、時により落ちこまされ、時により…
大人は解けない!? という事は、子どもは解けるのに、ともとれそうですよね。 聞き捨てなりません、大人として。 全体に、頭を柔らかくして解くべき問題が多いように感じます。 正攻法の問題だけでなく、いきなりダジャレ問題が出てきたりして。 たしかに、…
漢字や意味や熟語などの、国語に関する問題集です。 解答欄に、一般の正答率が書いてあるため、知らなければ恥ずかしい知識がよくわかります。 クイズ番組を自分のペースで好きな時に出来る、というような著書です。 勉強の合間などに楽しめそうで、おすすめ…
猫町倶楽部という読書会の主催者が著者です。 読書会とはどういうものか? 猫町倶楽部の場合はどうか? 著者の思いはどうか? 読書会について、余すところ無く、語って行きます。 読書会は、一人の趣味になりがちな読書を、多くの人たちと分かち合うためのも…
各種の落語を200席紹介しています。 物語の頭からサゲまで全体を書いていて、解説がおまけについています。 演じている噺家、その人による違い、今の落語での演じられ方など、解説はとても丁寧です。 読んでも面白いし、聞きに行きたくもなる、とても有意義…
先日、『大人のための日本の名著50』を読んで、深い感銘を受けました。 本書はそれの世界バージョンです。 『罪と罰』 『パンセ』 『幸福論』 『聖書』 数々の名著が紹介されています。 読もうと思いつつ手が出ていなかった本も、部分引用とあらすじが出てい…
今週のお題「運動不足」 大人です、家庭も仕事もある。 そうなると、あれこれやらなければならない事があります。 その結果、運動不足に陥ってしまう、というのはよくある事です。 つい最近、フットサルやサッカーを、頻繁にしています。 色々な知人のサーク…
立川 日野 八王子 青梅 などなど。 多摩の各地域の、日帰りで行けるようなルートを、22コース紹介してくれています。 お寺、神社、ハイキングなどの自然探索がたくさんあります。 日野は新撰組ゆかりの地だと、改めて思い出しました。 また、七福神巡りなど…
戦前の東京に暮らす著者。 イギリス外交官である夫の赴任とともに、来日しました。 その著者が、日本や日本人などを観察した事を、温かい眼差しで見つめて詳細に書き残してくれています。 使用人の気遣いの仕方。 よく笑う様子。 エルとアールの発音を使い分…
樹木希林さんの芸名を変える前の、著書です。 つまり、だいぶ若い頃のものです。 様々な著名人との対談集で、著者がインタビューする側です。 インタビュアーや司会者によって、ゲストのどのような面が引き出されるかは、かなり変わります。 著者は、明るく…
緩和ケア医は、一定の期間で亡くなることが決まっている、終末期に差し掛かった患者さんのケアをする医師です。 その仕事をしている医師ならではの視点を期待して、読みました。 この状況になって良かったのは、患者さんが心を開いてくれやすくなったことで…