獄中記は数々ありますが、ここまで有名人のものは、あまり無いのではないでしょうか。
それも、犯罪をしたからではなく、元からの有名人です。
マンガのパートと文章のパートがあり、誰にでも読みやすいようになっています。
刑務所の作業をシステマティックにするにはどうしたら良いか?
などと考えるのは、著者ならではの視点です。
仕事がつくづく好きなんだなぁ、と自身も感じているようです。
献立についての詳細な記述もあります。
これは獄中記では、特有の現象かも知れません。
自らメニューを選べないこと、他に刺激がないことなどにより、食事に執着してしまうのでしょうね。
著者がそうなるのは少し意外な気がしましたが、もともとグルメではあるのですよね。