愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

やっぱりおうちが一番!?

お題「#おうち時間」 家での時間にそこまで困っていない、という人は、意外に多いのではないでしょうか? わたしもその口です。 溜まっていた読書に没頭。 録画しておいた映画やドラマやお笑いの視聴。 フットサルの練習。 (室内なのでほどほどに) 好きな曲…

『セックス放浪記』中村うさぎ

タイトルの通りで、本当にセックスの放浪記です。 著者は中村うさぎ氏。 ウリセンやホストの男性を買うのだけど、男性が女性を買うのとは、何か違うようです。 著者は自己のナルシシズムを満たすために、恋愛というかセックス放浪をしているのだと、自己を分…

『KGBスパイ式記憶術』デニス・ブーキン カミール・グーリーイェブ

スパイのもたらす情報や活動の成果は、時に国家の存亡に関わります。 そのため、スパイのパフォーマンスをあげることは、国家の至上命題です。 ソ連の諜報機関であるKGBに入り、その仕事をする、という格好で本書は進んで行きます。 注意力のコントロール…

『きっついお仕事』和田虫象

『月刊裏モノJAPAN』で連載されていた、様々なお仕事の体験記です。 その中身はどれも怪しげで、普通は体験出来ないものが、これでもかと出てきます。 ゲイ雑誌のグラビアモデル ラブホテルの清掃員 汁男優 新薬試験ボランティア 新聞拡張員 ホスト などなど…

『もののはじまり館』小学館

様々な物の始まりを紹介してくれている図鑑です。 137億年前に宇宙が始まります。それまでは時間も空間もありませんでした。 46億年前には地球がはじまります。 そして600万年前に人類が誕生します。二足歩行を始めたのは、400万年前です。 オリンピックは、…

『料理小説集』村上龍

1986年〜1988年に連載されていたものをまとめた短編集です。 著者は村上龍氏。 料理が出てくるお話で、どれも7〜8ページと短いので、早いペースで読めます。 普通の人はあまり行かないような場所や、食べないような料理と、しないような体験ばかり、というよ…

『スヌーピーたちのいい人間学』

『スヌーピー』は、海外の新聞で数十年にわたって連載されていた、四コマ漫画です。 それに、精神科医である著者がコメントを添えてあるのが、本書です。 スヌーピー ウッドストック チャーリー・ブラウン 妹のサリー ルーシー 弟のライナス マーシー ペパー…

『愛のことば』岩波文庫から

愛をめぐって幾千幾万のことばが費やされたことでしょう。 岩波文庫の中から、愛をめぐる様々なことばを250句選んで紹介してくれているのが、本書です。 ゲーテ シェークスピア チェーホフ スタンダール ニーチェ ジンメル 平塚らいてう 太宰治 武者小路実篤…

『ことばの花束』岩波文庫

短いことばに凝縮されて、より一層煌めきを放っている。 名著に書かれている、そんなことばの数々365句を、選り出したのが本書です。 誰がそういったか、をたずねないで、いわれていることは何か、に心を用いなさい。 『キリストにならいて』トマス・ア・ケ…

『インテリジェント・セックス』杉本彩

モデルや女優やタンゴダンサーやとして活躍する著者。 また、コスメなどのブランドを立ち上げたり、官能小説を書いたりと、実に多才です。 本書は、中高年の男性が素敵になって女性を惹きつけられるようになる、というコンセプトで書かれています。 爪や襟を…

『考える障害者』ホーキング青山

生まれつき手足が未発達で動かない、という障害をもち、電動車椅子に乗っている芸人のホーキング青山氏の著書です。 世間は障害者にどう接したら良いか、よくわからない人が多いようです。 著者が電動車椅子で街中を移動しているだけで、いきなり千円札を渡…

『京都ぎらい』井上章一

京都で育ち、京都に住む著者。 しかし、それを言うのは、とても憚られる。 それは、京都の嫌なところに由来しています。 京都にはいやなところがある。 そのような書き出しで、本書は始まります。 京都の街中、洛中と呼ばれるところで住む人からすると、その…

『おっさんレンタル日記』西本貴信

ネット上で『おっさんレンタル』というサービスを始めた著者が、それを通じて経験したことを紹介した著書です。 アイドル志望の女子中学生を励ます。 話をしながら一緒に釣りをする。 歳の差結婚の後押し。 実に様々な依頼があります。 楽しそうでもあり、疲…

『ジーキル博士とハイド氏』スティーブンスン

ジキルとハイド。 本書を読んだことは無くても、その言葉を知っている人は多いのではないでしょうか。 学生の頃に一度読んではいたのですが、また違う印象を持ちました。 ジーキル博士は自らの悪い部分だけを、薬で取り出すことに成功します。 それがハイド…

『死刑のすべて』坂本敏夫

元刑務官の著者が、拘置所内の死刑囚の様子や、死刑執行の実際を書いています。 死刑囚の手記。 刑務官や所長との関わり。 犯行の様子。 房内での過ごし方。 とある死刑囚が房内から呼び出されて、死刑執行されるまでが、漫画で描かれています。 実際の絵が…

『わたしは甘えているのでしょうか?』村上龍

小説家の村上龍氏による、人生相談集です。 著者の小説やエッセイは好きなので、たくさん読んでいます。 このような著書は珍しいと思いつつ、手に取りました。 自分に投資と言って無駄使いをしている相談者には、それは浪費です、と言います。 また、アホな…

『日日是好日』森下典子

大学生の時に、ひょんなことからお茶を習い始めた著者。 母の知人である、素敵な女性の武田さんが茶人で、毎週土曜日に教わることになります。 最初はかなりきついです。 先生はお茶には決まりがあり、動きや角度や距離や速度などを、全て型通りに教えます。…

『勝つための思考法』武豊

様々な分野には、天才と呼ばれるような、ずば抜けた人物が出ます。 著者は、競馬のジョッキーである、武豊氏。 レースに出るのは、いつも同じ馬とではありません。 様々な馬の特性をつかみ、またレース場の特徴、刻一刻と変わるレースの成り行きなどで、騎乗…

『ハローキティのニーチェ』

キティちゃんが紹介してくれる、ニーチェの言葉です。 良い、悪い、で割り切るには世界は広過ぎる。できる、と信じたらきっとできる。 愛されたいと言うのは他人任せ。自ら愛そう。 迷ったら、勇敢でいられる方を選ぼう。 自分の正義を主張するな。きっと事…

『時効』北野武

2003年の著書です。 著者はビートたけし氏です。漫才ブームが終わりラジオの仕事の話。 幼少期から学生時代まで貧乏で、漫才を始めて売れて成金時代がくるけど、小遣い制だったりします。 映画やお笑いについてなど、実に様々な話題について言及されています…

『超訳 ニーチェの言葉』白鳥春彦

かなり有名な哲学者である、ニーチェの書籍に出てくる言葉の数々を、紹介してくれているのが本書です。 はじめの1歩は自分への尊敬から 自分の評判など気にするな 疲れたらたっぷり眠れ 自分は常に新しくなっていく 友人を求める前に自分自身を愛する 無限の…

『読むだけで勝手に記憶力がよくなるドリル』

図形や間違い探しや文字の並び替えなどで、楽しく記憶力をアップさせる本です。 とても理にかなっています。 出来れば日課にして、続けるとよいのでしょうね。

『一行でわかる名著』斎藤孝

多くの名著から、肝となる一行を紹介してくれているのが、本書です。 ゴッホ 黄色はなんてキレイなんだ。 ブッダの言葉 依存をせずただ1人歩め。全世界に対して無量の慈しみの心を起こすべし。源氏物語 相手の名誉を考えて、どの人も公平に愛しなさい。カラ…

『ココ・シャネルの言葉』山口路子

ファッションのブランドであるシャネル。 その創始者は、ココ・シャネルという女性です。 貧しく恵まれない家庭環境で育ち、その後裕福になり様々な芸術家などを支援するにいたります。 そんな彼女が、どのように考えて振る舞ったか、を垣間見せてくれるのが…

『旧約聖書 創世記』関根正雄訳

旧約聖書 創世記 (岩波文庫) 作者: 関根正雄 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1967/01/01 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 32回 この商品を含むブログ (66件) を見る 始めに神が天地を創造された。 ここから全てが始まります。 旧約聖書の一部を文庫…

『落語まんが寄席』なかむら治彦 鈴々舎わか馬

落語の名作の中から20演目を、四コマリズムの漫画で書いています。 各話の後には、文章であらすじと解説がつけられています。 寿限無 火焔太鼓 目黒のさんま 時そば まんじゅうこわい などなど。 どれも有名な噺ですが、漫画で読むと、また違った味わいがあ…

『AV男優という職業』

AV男優を職業としている人たちの、手記や対談集です。 女優さんの数に比べて、男優さんは百分の1以下という、かなりの少人数です。 そのため、毎日のように撮影などの仕事をこなします。相当にタフです。 撮影中は、周囲に大勢の人がいて、勃たなければタ…

『1ミリの後悔もない、はずかない』一木けい

第15回Rー18文学賞読者賞受賞作の『西国疾走少女』と、他四つの短編で構成されています。 短編は全て違う主人公ですが、それぞれの登場人物は同じで、全ての短編をと通して一つの物語になっています。 恵まれない家庭環境で育った少女が、中学生になって初…

『せつない星座図鑑』

全ての星座にまつわる神話が紹介されています。 はえ座などの神話が無い星座は、エピソードが紹介されています。 はえ座か作られて、後にみつばち座となり、それからみつばちまたははえ座となり、さらにははえ座に戻されました。 と言った具合です。 ちなみ…

『ぐでたまの資本論』

マルクスの資本論をぐでたまが解説してくれています?社会はいろんな人の分業で成り立っている ただ掘っているだけでは(お金)は無いのと一緒 24時間いつもどこかで誰かが働いている 面倒なのは初めだけ。動き出したら、少しのパワーで進み続けることができる …