スパイのもたらす情報や活動の成果は、時に国家の存亡に関わります。
そのため、スパイのパフォーマンスをあげることは、国家の至上命題です。
ソ連の諜報機関であるKGBに入り、その仕事をする、という格好で本書は進んで行きます。
注意力のコントロール
時計の文字盤を詳細に観察する。
いつの間にか別のことを考えているのに気づく。さらにまた別のこと。次にまた別のこと。
気づいたら、直前に考えていたことを思い出し、さらにその前に考えていたことを思い出し、時計の文字盤まで戻る。
読書の最中にいちど休止する。
人物の顔、動き、風景などを思い起こす。
普段よく行く場所を記憶から再現する。
壁、床、天井、家具、さらに別の角度からもその風景を見てみる。
近い過去、例えば今朝を思い出す。
知らない分野の単語を、発音や象徴を使い、視覚的にイメージする。
サラリー → セロリ
幸福 → 笑顔
外国語の単語記憶法
ツアソウ → 辛そう → 辛そうな人がトイレ
ミンピエン→ 民兵 →自衛隊の名刺
ヨウイウ →もう言う→ 躊躇いつつ、よう言うストーリー記憶法
場所記憶法
記事を読む→意味のまとまりに分ける→それごとにテーマやキーワードを決める
人の写真を見る→他人と違う特徴を見つける
タクシー運転手、店員、美容師に話しかける信頼関係を築く
作業前に所要時間を予測する→確認する
様々な問題に対してその結果を予想する
受付の女性や店員さんなどを観察→家族がいるか、どんな生活かなどを推測する
生まれた時から現在までの自分の人生を1年ごとに復元してみる
単語を見て口に出さずに、反意語を言ってみる
様々な学習をするときに、記憶しやすいのはとても有利に働きます。
また、日常生活においても記憶ができると便利な事は多々あります。
スパイとまではいかなくても、きっと役に立つはずです。