数十年ぶりにでた、『窓際のトットちゃん』の続編です。 前作では小学生だったトットちゃんは、本作で健やかに成長して、伸びやかに生きていきます。 何ともチャーミングな人なのですよね、トットちゃん。 読んだらきっと、みんな好きになること請け合いです…
他者からの承認が欲しい、何かに当たっていきたい、手応えが欲しい →でも勇気がなくて出来ない 個人の時代 →孤独の時代 死について書いた、デス・ノベル 自我の孤独、は明治になり新しくできた →今日的な自死の始まり 高等遊民:高い教養を持ち、人品もしっか…
今週のお題「習慣にしたいこと・していること」 わからないことがあれば、すぐに調べるようにしています。 分からない事だらけなので。 そして、意識しているわけではありませんが、すぐに忘れてしまいます。 何となくその方が負荷が少なくて良いような気が…
神曲、源氏物語、失われた時を求めて、相対性理論、ツァトラストラ、古事記、風と共に去りぬ、資本論 『わが闘争』は世界を動かしたのはたしか 教養と財産がなければ出世出来ない社会 ナチ党は完全に能力に応じた機会を与えようとした エリートから国民主権…
日本人の道徳意識や思考方法という日本文化の解説書 武士道は文字に書かれた掟ではない、口伝や格言 仏教、神道、儒教が源 おちつき、生に執着せず死に親しむ 主君への忠、先祖の崇拝、親への孝、謙譲 君臣、父子、夫婦、兄弟、朋友の関係 ※それ以前から日本…
言葉で心の中を伝えたり語ることは出来ない 解脱は教義では授けられない 世界は、全ては、そのままそこにある 不安を感じても何の役にも立たない 自己の法則と軌道で歩く 一切の生命の統一 聴くときは己が耳になり切る 時は存在しない 「ある物」は常に「全…
太古の昔、火の周りに人は集まり、集団で幸せに暮らせるようになった 生、死、労働 この三つを切り離したのが、現在の建築 その家には暖炉と囲炉裏という「火」があった 「窓」があった→自然という他者に開かれていた 建築は住人の考えを映す 建築は価値実現…
常に患者やマイノリティ側に立つという倫理観 知識欲が権力欲に転じないように気をつける 一般の診断に治療基準からこぼれ落ちる、個人症候群、という考え方 オープンダイアローグ:患者に精神疾患の症状が現れた時、家族、患者、医療従事者が一度に集まり対…
日本の知識人や上流階級への批判 西洋ばかり追いかけ、迷信や宗教に無関心 日本の文化の本当の良さを知らない 人間は事実より、幻想や想像力に頼って生きる ワーグナー「あらゆる理解は、愛を通して我らにいたる」 神道の真髄は、国民の心の中に生きている …
今週のお題「小さい春みつけた」 家から一番近いドラッグストアに、スイーツを置いている棚があります。 大福とかあん団子とかみたらし団子とか、結構な和の甘味が充実しているのです。 ほかに、まるごとバナナやプッチンプリンもありますけども。 ある日そ…
アメリカ大統領は就任式で聖書に手を置いて宣誓する 紙幣にもコインにも、我々は神を信じる、と記されている イスラム教の考え方 アッラーの教えをユダヤ教徒が守らない イエスを通じて、新約聖書を与えた キリスト教徒も守らない ムハンマドを通じて、クル…
以前、方言とその話者は社会的に評価が低かった 共通語はよそゆき、方言は普段着 家族にしか使わないケースもある 日本語は地域により全く違う 言語形成期:3-15歳、人の言葉の基本的な部分が作られる 地方の方言を残すため、方言ソングが作られている たむ(…
犯罪を犯して塀の中に入る少年たち。 彼らは更生を期待して、施設に入るはずです。 世間を騒がせるような重大犯罪を犯した少年も、やはり同じです。 そんな少年たちは、実際に塀の中でどんなことを話し、どんな生活を送るのか。 一説には少年院に入るような…
今週のお題「大発見」 長女が生まれて何ヶ月だったでしょうか。 仰向けの姿勢で、腹筋を使っているのかいないのかわかりませんが、ゆっくりゆっくり一生懸命に手で足に触れました。 その瞬間、本人はびっくりした表情になりました。 「足の存在を発見した瞬…
基本的には、喜んでこの仕事を選ぶことは少ないようです。 みんな、それぞれの事情がある。 本書はそんな風俗嬢たちに、実際に取材をして赤裸々にありのままを語ってもらったものを、まとめてあります。 彼女たちは悪くない、モラルというものが何と言おうと…
著者がヤクザなわけではありません。 しかしライターとして、数多くのヤクザと会い、会話をしてきました。 本音を引き出して、楽しい記事を書く。 それは本当に大変なことだろうと想像されます。 怒らせたら本当に怖いでしょうし、何で怒るかもわからない気…
原始仏教の僧侶である著者。 自身も高齢になり、様々な体や脳の変化が出てきていると言います。 そこでどう考えて、どうふるまうか。 仏教では欲を消していくことが、心の安寧、ひいては幸せに繋がると教えています。 歳をとるのは、そのためのチャンス、そ…
埼玉に住んでいたわたしは、小中高と少し遠出をする際に池袋、というのは良くあるパターンでした。 本当に幼い頃には気づかなかったのですが、池袋は場所により淫靡な街なのですよね。 そのアンダーな部分と人を詳しく書いているのが本書です。 こういうとこ…
松尾芭蕉の名前は、日本人なら誰もが知っているはずです。 そしてその代表的な俳句も、いくつかは出てくることでしょう。 そして代表作は『奥の細道』です。 紀行文の所々に俳句が挿入されているのですが、実はわたしはこれまでちゃんと読んだことがありませ…
変な家。 とても変な間取りの家です。 不必要な部屋や廊下は、やはり通常は作らないものです。 なるべくスペースを有効に使いたいから。 では、その間取りは何のために? 家がトリックになっているミステリーはありますが、これはなかなかです。 そこまです…
好きな子と上手くいくために、その子の許嫁男子の家でメイドとして働く。 なんかすごい設定で、訳がわかりません。 しかし主人公の蜂谷くんの健気さだけでなく、許嫁男子の人の良さにも心が温まります。 それにしても、これらを見ている我々読者の感情は、一…
しばらく前の松本人志氏の著書です。 お笑いに対して、映画に対して、自身の仕事への観念を著しています。 やはり真剣なんですよね。 それはみんなそうなのでしょうけど。 時に天才とも評される著者の流儀は、どんな仕事にも通じるものがある気がしました。
コロナ 貧富の格差 ウクライナ戦争 国防 現代の日本社会は、いや、もと言うべきかも知れませんが、問題が山積しています。 個人ではどうしようもないことは多いのですが、全ての人は全てのことに無関係ではないはずです。 だから我々も、問題について考えて…
幕末から明治に変わる時期に、様々な市井の人たちから聞いた実話を集めたものです。 切ったはったが日常的にある時代だったのですね。 人が死ぬと言うことも、日常的です。 当時の風俗が良く分かり、とても興味深いです。
過激なことを言うには、書籍はとても良い方法のような気がします。 変な編集もないし、嫌な人は読まなければよいという選択をしやすいし、何より著者が慎重に言葉を選びやすいからです。 過激だけど、まともなことしか言っていないように感じます。 今の世の…
TV番組のクイズ問題を書籍化したものです。 什么生(ソモサン)って、中国語なんですかね? 禅問答に使う言葉のようですけど。 解答を見てモヤッとする場合もありますが、基本的にはスッキリする、楽しい問答集です!
セカンドオピニオン 転院 紹介診療 それぞれの違いって、よくわからないですよね。 ちなみに精神科はかなり特殊な科で、患者さんが病院を変えることは多いようです。 病気の性質上、仕方がないことなのかも知れませんけど。 患者さんもそれぞれの病院の人た…
たくさん出ている超短編集の、怪談バージョンです。 54文字って、本当に短いですよね。 そこで説明して結末をつけるのは、かなりシャープでスマートなものが要求されるはずです。 それが出来るのは本当にすごいです。 そして本書を読むと、そのスタイルに怪…
地球外生命体。 可能性は指摘されていますが、まだ具体的には見つかってはいません。 それでもこの広い宇宙には、きっといる。 何だかワクワクしますよね、少し怖い気もしますけど。
そこまで売れてトップで活躍しているわけではない芸人。 本書の著者です。 でも、いや、だからこそなのか、お笑いに対しての熱量がすごいです。 わたしのような一般人からすると、コンビのうちの、(有名)じゃない方芸人という認識でしかなかったのですが……