愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『すごい神話』

神話学という学問の分野があるそうです。 世界各地に、様々な神話があるからです。 日本の神話、ギリシャ・ローマ神話、北欧神話などの有名なものだけでなく、それこそありとあらゆるところにあると言っても過言ではありません。 すごいですよね、たしかに神…

『毛沢東』

天安門広場には、彼の肖像画がデカデカと飾られています。 中国共産党の始祖である、毛沢東氏です。 易姓革命の国である中国で、現在に続く国家を作った人物です。 これまで、様々の国が彼の地では誕生しては消えていきました。 そのそれぞれに始祖がいて、…

『ローカルごはん旅』たかぎなおこ

著者と編集者の二人で各地に赴き、ご飯や食べ歩きをします。 漫画なので食べ物も著者の表情も、とてもわかりやすいです。 それにしても、良く食べます。 そして、どれもとても美味しそうです。

『ときを感じるお宿図鑑』吉宮晴紀

歴史ある建物の宿をイラスト入りで紹介しています。 和室って、良いですよね! 泊まりたくなります。

『怪談』小泉八雲

子供に読み聞かせをする時や、ふとした会話をする時、こんなこともこの子は知らなかったのか、と愕然とすることがあります。 伝えて残したいものって、たくさんありますよね。 本書はそんな中の一つです。 子どもが小さいうちは、怖がって聞きたがらないでし…

『平家物語』

武士が大きな力を持つようになったその象徴が、平家です。 本書はその興亡を様々なエピソードを交えて描いています。 諸行無常 彼らもほとんど我々と変わらない、人なのですよね。

『バカの国』百田尚樹

考えられないような事件はあります。 その中でも、バカで笑える日本の事件を、本書ではいくつも紹介しています。 作家である著者が、それぞれの事件に的確な解説やコメントを書いているので、さらに面白さが増しています。

『知っておきたい日本の神様』武光誠

日本には八百万の神さまがいます。 そしてそれぞれの神さまは、神社に祀られています。 本書は、その神さまの名前や神社の来歴などを解説してくれています。

『山口組顧問弁護士』山之内幸夫

著者は長年山口組の顧問弁護士をしてきた、山之内幸夫氏です。 最初からそうだったわけでは無いのですが、そのような業界絡みの仕事をしていて繋がりが出来、次第に組と関係が強固になったようです。 著者は組と距離を取るようにしていると書いていますが、…

『中国古典一日一話』守屋洋

ずっと続いている国では無いとはいえ、中国にはかなり長い歴史があります。 そして地域も広大です。 何より大きいのが、漢字が昔からある、ということでしょう。 それらの縦軸と横軸で、様々な教えや話や教訓が生まれました。 日本ではメジャーではなかった…

『防大女子』

防衛大学は、自衛隊で働く人を養成する大学です。 自衛隊は命懸けで日本を守る、とても重要な組織です。 本書は、そこで学んだ女子による、学生生活の実体を詳細に書いたものです。 ここは、かなり特殊な職業学校です。 普通の大学とは、朝から晩まで全く違…

『ぼけせん川柳1000句』山藤章二

川柳を集めた物です。 俳句ほど高尚ではないけれど、やはりウィットかないと出来ない物でしょう。 ちょうど良いんですよね、川柳。

『ドラッグ中毒から抜け出せ!』

覚醒剤、シンナー、大麻、さらにいうとお酒、タバコ。 依存性のあるドラッグは、かなり危険です。 入院したり、自助グループに入ったり、様々な方法で中毒から抜け出そうという試みがなされます。 本書はその苦労している様を、漫画で描いています。 これを…

遅刻

今週のお題「2024こんな年だった・2025こんな年にしたい」 今年は職場の同僚が二人、相次いで退職した。 理由は度重なる遅刻だ。 どちらの方も始末書まで書かされていたが、結局改まらなかった。 来年就職してくる同僚たちは、遅刻をしない人たちだと良いと…

『フランスふらふら一人旅』

夢はフランスで暮らすこと。 永住では無いけど、著者は一ヶ月アパルトメントで、それを実践します。 夫は日本に置いてきぼりですが、問題はないようです。 著者が美大出で、本書のような物を書く仕事だから、ということもあるのでしょうか。 実際の生活が漫…

『執着の捨て方』アルボムッレ・スマナサーラ

仏教の真髄は、手放すところにある、と言っても過言ではないそうです。 世の中の全ては移ろいゆくもので、自分自身も含めて、何もかも思い通りにはならない。 さらには自分という枠組みや感覚までも、捨て去る対象だとか。 日常の生活では、なかなか難しいよ…

『人間はひとりで生きられない』ダライ・ラマ十四世

現在、仏教の最も正統な伝承者だと考えられているのが、ダライ・ラマ十四世です。 チベットの長でもあるため、中国による侵略を受けて亡命政府で過ごすことを余儀なくされています。 幼い頃にダライ・ラマとして見出されてから、立派な法王になるための、ま…

『日本国紀の副読本』百田尚樹 有本香

『日本国紀』 稀代の作家である、百田尚樹氏の著書です。 子どもたちが日本史を学ぶ時に、日本が好きになるように、というコンセプトで書かれています。 我々一般的な日本人としては、やはり子どもたちにも日本を好きになって欲しい、という感覚は当然ありま…

マッサージ機

今週のお題「買ってよかった2024」 フットサルをしています。 何回か続けていると、筋肉疲労が溜まっているな、と感じることがあります。 ストレッチや自分でマッサージをしていました。 つい先日、何かの貯まったポイントで、マッサージ機を買いました。 手…

『世界の聖典・経典』

古事記、日本書紀、仏典、聖書、クルアーン。 世界には、数々の聖典や経典があります。 これらの重要なエッセンスを、簡単にして解説してくれています。 だいたいでいうと、そうなんですよね。

『戦争体験』

たったの数十年前、日本は戦争をしていました。 戦争は良くないということは、論を待たないのは確かです。 具体的にどう悪いかも、分かってはいます。 しかし、実際に体験しなければ、本当のところはわかりません。 それはしないに越したことは無いのですけ…

『日本人の知的風土』桜井邦明

日本には神話があり、自然があり、言語にはやまと言葉と漢字とカタカナとひらがながあります。 そしてあらゆる書物が、母国語で読めるような体制が整っています。 日本はとても恵まれているのだな、と感じました。

『美しい国へ』安倍晋三

安倍元首相の著書です。 幼い頃のエピソードや、政治家としての矜持や出来事などを、思う存分に書いてくれています。 こういう著書の良いところは、切取りや変なバイアスがない状態で、本人の肉声を聞けるところにあります。 本心では無かったり、事実とは異…

『日本霊異記』

やはり怖いですね。 私が日本人だからでしょうか? 数ある世界の怖い話の中でも、日本のものが段違いで怖いです。 もしかしたら、そのようなものが遠くに感じる現代だからこそ、余計に畏怖の念が強くなるのかも知れませんね。

『異国文化の楽しみ方・味わい方」五木寛之

ブッダは最晩年にガンジス川の辺りを旅した 目の前のガンジス川は淡いブルーにキラキラと輝いていた フランスは農業国家 フランスの野暮ったさや粘り強さ 才能ある人は受け入れる 自分の街の花壇に サウダーデ:重い憂い 戦っている国は息が詰まる スペインや…

『そろそろタイムマシンで未来へ行けますか?』

行けるんですね! 出来るんですね! そう言えば、無人で運転する車が出来ました。 レジを通さなくても買い物が出来るお店もあります。 そう考えると、人間は何でも可能にして行っていますね。 楽しいような、少し怖いような。 そんな気持ちになりました。

失言

今週のお題「読んでよかった・書いてよかった2024」 話すのと書くのは似ています。 どちらも、自分の頭の中に浮かんだ物を文章にして、発信します。 発した言葉は相手に届き、一定の影響を与えます。 書いたものは、読んだ相手に影響を与え、その媒体によっ…

『ガリヴァー旅行記』

そうかそうか、と思いました。 実際に読んだのは子どもの頃で、とても短く簡素な文章に変えたものだったのですよね。 原文はこんなにも豊富な内容だとは。 あるゲームで出てきたリリパットも、どこかで聞いたことがあると思っていたら、この著書でした。 小…

『外務省に告ぐ』佐藤優

元外務省の著者が、そこを離れた今、内部について言及する著者です。 現状とても話題になっているのは財務省ですが、厚労省も外務省も同様に悪い、とも言われています。 結局著者は外務省の、日本のために働いてきたわけですが、それによって被疑者としての…

『源氏物語』紫式部

源氏物語の解説をしている本てす。 ストーリーもそうですが、周りの背景や登場人物の心理なども書いてくれています。 また、当時の紫式部や貴族や皇族の状況も。 実際の源氏物語を読むのに、丁度良い解説本と言えそうです。