愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『代表的日本人』

西郷隆盛。 上杉鷹山。 二宮尊徳。 中江藤樹。 日蓮。 日中戦争が行われていた当時、著者はこれらの人々を、代表的な日本人に選びました。 この後日本は太平洋戦争に突入して、敗戦国として戦後を迎えます。 というのは、今の私たちだからこそ、わかる事です…

『サッカーで大事なことは全てフットサルで学んだ』北健一郎

フットサルはサッカー選手の育成年代に最適なスポーツです。 ネイマール、イニエスタ、メッシ、テベス、イグアイン、これらの選手はみな、フットサルを経験しています(正確にははアルゼンチンではバビーフットボールですが) つまり、フットサルをしておくと…

『お笑い総選挙』東堂頸

衆議院議員政策担当秘書をしている著者。 専門分野の異なる四人の議員に仕えてきて、自身でも立候補の経験があります。 選挙にまつわるよもやま話をまとめたのが、本書で、選挙のおかしさが感じられる内容になっています。 議員や報酬を減らす、と叫んでいる…

『起きていることはすべて正しい』勝間和代

運をつかみ実力にするためのトレーニング案内、と著者は本書を位置付けています。 それが出来れば、どこからでも幸運をみつける、セレンディピティの力が手に入るそうです。 メンタルはトレーニングで器を大きく出来る。 迷ったら、新しいことやリスクの高い…

『サッカーのみかた』

ただサッカーを見ているだけでは、点の入らない試合は面白くありません。 また、ストライカーにしか興味が湧かないかもしれません。 どんな物にでも見るべきポイントはあり、それはサッカーでも、例外では無いはずです。 ポゼッションサッカーか?カウンター…

『名作能50』

『高砂』という言葉を聞いたことがある、という程度が、恥ずかしながら私の能についての知識でした。 先日、世阿弥の『風姿花伝』を読む機会があり、能の内容に興味を持って、本書を手に取りました。 源義経 静御前 武蔵坊弁慶 平敦盛 などの、日本史での有…

『D・カーネギーのマンガで読み解く人を動かす』

100年近く前から読み継がれている、カーネギーの『人を動かす』を、マンガにした著書。 人間関係の原則が書かれています。 人を避難せず、理解するように努める ・人に好かれるには 相手に関心を寄せる 笑顔 名前で呼ぶ 聞き手に回る 心の底から褒める ・人…

『ゼロからわかるエジプト神話』

4000年以上も前に存在した、エジプト文明。 それだけ古い歴史の中で生まれて、語り継がれてきたエジプト神話。 矛盾が多く、異説もあり、体系的に整っておらず、複雑てややこしいと言われています。 地域などにより、四つの創世神話があります。 主神もそれ…

『医者の本音』中山祐次郎

外科医として、診察や手術に長年携わってきた、著者。 様々な媒体で連載を持っています。 風邪は薬では治らないので、患者さんに雑な態度になってしまうことが多い。 冷たくしたいわけでは無いが、スケジュールがタイトなため、患者さんとのコミュニケーショ…

『品格のある知的な日本語』斎藤孝

尊敬語、謙譲語、丁寧語。 日本語には、様々な言葉遣いがあります。 各種言語でも相手をたてる言葉遣いはありますが、中でも日本語はその数が多いようです。 実際に使っている人が、それほど多く無いような言葉が、たくさん紹介されています。 それだけに、…

『永遠のゼロ』百田尚樹

ゼロ戦。 特攻隊。 日本軍。 司法試験浪人の弟とジャーナリストの姉が、特攻隊員として戦死した祖父を知るために、取材を始めます。 対象は、戦友会で当時の祖父を知る人たち。 海軍の軍人です。 最初は、祖父が命を惜しむ、弱い人間だったと言われます。 し…

『日本語教師になるには』ぺりかん社

外国の方に日本語を教える、という仕事です。 正式な資格は無いのですが、基準となるような資格はあります。 日本語教育能力検定試験。 日本語教育を専攻とする大学学科の受講。 などです。 これらがあれば、教員として採用されやすいです。 日本で教える場…

『池袋ウエストゲートパーク 七つの試練』石田衣良

池袋で様々なトラブルの解決をしているマコトが主人公。 だいぶ前に、テレビドラマ化されたシリーズの、第14弾です。 高校時代に同級生だったタカシは、多くの同年代のメンバーを非合法に動かせる組織の、リーダーをしています。ここを通してトラブル解決の…

『サイゼリヤ革命』山口芳生

低価格のイタリアンを出すレストラン。 学生などがよく行く、というイメージでした。 サイゼリヤ。 その社長である正垣泰彦氏の、考え方や取組みを取材した内容を紹介している著書です。 安いというイメージが強いのは、安くしようと努力し続けたからです。 …

『マンガ孔子の思想』蔡志忠 和田武司 野末陳平

春秋戦国時代の思想家である、孔子の言葉をマンガ化した著書です。 孔子自身が武将の配下として働いたこともありますが、そこを辞して様々な国を渡り歩きます。 その間に多くの弟子を得ます。 弟子たちもキャラが立っていて、とても魅力的です。それぞれを紹…

『女という病』中村うさぎ

女性が主役であろう、と思われる数々の重大な事件。 報道では誰が誰を殺害したか、どのような生活をしていたか、などが、ある程度明らかにされます。 が、それだけです。 その女性がどのような人間で、何を考えて生きてきて、何故そのような事件に至ったか。…

『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』八木龍平

科学者であり霊能者である著者。 このカミングアウトは、科学者としてはかなり危険だそうです。 まあ、そりゃあそうですよね。 その証拠に、年収1000万円のコンピュータメーカーを、カミングアウト前に辞めたそうです。 神社には知的生命体がいて、世界に大…

『童謡集』金子みすゞ

NHKの番組で見たことがある人は、多いかも知れません。 「みんな違って、みんないい」 わたしと、小鳥と、鈴。 それぞれ、出来ることと出来ないことは違うけど、みんな良いというような詩です。 そんな著者の書いた童謡集は、どんな物なのかと、手に取りまし…

『日常生活で仏になる方法』齋藤孝

著者は実に未成年の頃から仏教に興味を持ち、様々な呼吸法を実践してきたそうです。 その著者が提唱するのは、完全に悟らなくても良いのではないか?修行に身を投じなくてもある程度の悟りを得られるのではないか?という方法です。 ブッダは悟った人です。 …

『坊主失格』小池龍之介

月読寺の住職が著者。 『考えない練習』、『もう、怒らない』、『偽善入門』などが著作にあります。 仏教の考え方を、わかりやすく解説している名著がたくさんあります。 そんな著者が、自らの半生を描きます。 小学生で担任から「ろくでなし」と言われ、中…

『古典落語100席』立川志の輔

色々とお笑いはありますが、やはり古典が素晴らしいのは、確かでしょう。 なぜなら、何回聞いても面白いという事ですし、時代が変わっても一定の価値を保てていると言えるからです。 あたま山 らくだ 芝浜 死神 艶話あり、人情話あり、粗忽者や粋な職人やご…

『スタバ株は1月に買え』夕凪

株主になると、株主優待を貰える場合があります。 例えば金券であったり、企業の作った製品であったりです。 多くは年に一回です。 それを狙って株を買う人により、優待確定日に向けて株価が上昇することがあります。また、確定日の後に下落することもありま…

『大阪アホ文化』

大阪には、何回か行ったことがあります。 外国のようだと言われることがありますが、分かります。 アホかどうかは分かりませんが、標準的な日本では無いような気がします。 本書は、それを様々な文化を紹介することにより、解き明かしてくれます。 値切る。 …

『気分はもう、裁判長』北尾トロ

裁判の傍聴が趣味で、傍聴記などを多く著している著者。 本書は、裁判の様子を誰にでもわかるように、優しく丁寧に解説しています。 度々出てくるイラストは、犯罪に関わるお話にピッタリな、とても味のあるものです。 裁判官、弁護人、検察官、被告人の座る…

『漫画で学ぶ漢文入門』横山光昭

中国語を学び始めてしばらく経ちます。 この辺りで漢文でも、ということで本書を手に取りました。 まずは読み方を解説してくれています。 レ点、一、二の記号。 読み進めるうちに、昔習ったんだということを、思い出してきました。 秦の始皇帝の話。 項羽と…

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ

レイシストという言葉が、この物語のキーになります。 主人公は白人の父と日本人の母を持つ少年。 著者である母との対話や、学校での出来事を中心に物語は進んで行きます。 人種差別、階級差別、子どもと大人。 それぞれの違いや問題が提起される出来事が、…

『知識ゼロからの近代絵画入門』山田五郎

本書では、近代の絵画、すなわちルネサンスよりも後の絵画を、解説しています。 著者は山田五郎。 博識なのは存じていましたが、仕事柄、絵画が専門なのですね。 本書の経歴で初めて知りました。 近代絵画で大きく以前と変わったのは、宗教画では無いものが…

『今日は死ぬのにもってこいの日』ナンシー・ウッド

インディアンの長老に話わ聞いて、それをまとめたのが本書です。 ユダヤ教やキリスト教の集まりでも、朗読されることがある、とても有名な詩だそうです。 かなり独特な表現の言い回しが多いです。 場所がアメリカなので、その風景が浮かんでくるような描写も…

『ゴールデン街コーリング』馳星周

『不夜城』、『マンゴー・レイン』、『漂流街』、『虚の王』などハードボイルド小説を多く書いている著者。 犯罪絡みの話が多いのですが、今回は珍しく普通の大学生が主人公です。 北海道の、田舎町に住む高校生だった主人公。 ハードボイルド小説の評者に勧…

『傘をもたない蟻たちは』加藤シゲアキ

ジャニーズのアイドルでもあり、作家でもあるという、著者。 特別な偏見がるわけでは無いのですが、今まで手が伸びませんでした。 初の短編集が出たというので、それなら読みやすいか、と思い手に取りました。 美大生同士の少し奇妙な、それでいてみずみずし…