愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『お金に強くなる!』山崎元

お金は「何のために使う」などと意味を持たせない 必要な時は使う 不要な時は使わない 養老保険✖️ お金に意味を持たせて自由度をなくす 医療保険✖️ 貯蓄で対処がよい 公的年金は6割戻る見込み 最優先は借金の返済 リスク資産 半分 TOPIX連動型ETF(上場型投…

『ブッダの肉声に生き方を問う』中野東禅

煩悩は繰り返し出る 解脱しても別の煩悩が出る 気づくことが大切、反省する 怠けるのは火おこしの最中に休むようなもの わたしは無限に人の幸せを願っている 師匠は五つ教えよう 人としての教養 自身が学んだこと 質問されたこと 友人に紹介 諸方面で保護 我…

『華岡青洲の妻 恍惚の人 青い壺』有吉佐和子 ソロコワ山下聖美

老人は誰かが犠牲になり世話すべきという、間違った感覚 過度な感情を持たず「必要なら手を貸す」という姿勢が良い 玉露は贅沢なお茶、ちょっといいことがあった日に飲むもの 生きてさえいれば、人はささやかな幸せで満足できる

『名句の学び方』

国語の授業で俳句を教わることが何度かありました。 松尾芭蕉や小林一茶や正岡子規など。 でも、記憶にあまり残っていないのですよね。 代表作の数句やタイトルはわかるのですけど、どんな解釈をして味わうのか、という一番大事な部分が。 それではあまりに…

『世界で一番カンタンな投資とお金の話』村上世彰 西原理恵子

投資家とはお金を増やす仕事です。 普段の仕事以上に稼ごうと思ったら、普通の人はこういう方法を取るのが一つです。 本書の中で実際に西原理恵子の息子さんが株を買います。 そんなにすぐに増えはしないのですが、始めるのはいいことですよね。 そうしない…

『教養としての落語』

落語なんて今の人たちは聞くのだろうか? 動画がこれだけ溢れているので、敢えて聞く必要は感じないでしょうね。 話しているのを聞いて想像する作業なんて、恐らくまどろっこしいのでは無いかと。 さらに。 とくに下げの部分ですが、ある程度の知識がないと…

『ヘミングウェイ短編集』

短編小説は書けそうで書けない。 普通の人は、書こうとも思わないでしょうけど。 とにかくその人がありありと出てくるのですよね。 長編よりもずっと赤裸々な気がします。 『老人と海』の世界感。 私は好きです。

『びっくり深海魚』

日常の悩みなんて小さい物です。 それは一緒に住んでいる犬を見ていてもわかるけど、深海魚を見るともっとわかります。 だって彼らには全く関係ない、というか理解不能でしょうから。 同じ地球上ですらこうなのに、宇宙人なんて本当に意思の疎通は難しいだろ…

『ホビットの冒険 上』トールキン

これこれ!これですよ! 小学生の頃、夢中になって読んだのと全く同じ本です。 ホビットは小人なんですけど、とにかく愛らしくて魅力的です。 それが魔法使いとドワーフ(これも別の種族の小人)と、龍に奪われた宝物を取り返しに旅立つという。 まさに冒険…

『万葉集』

昔の人は、天皇陛下から貴族も武士も農民も、みんな歌を詠んでいたようです。 よくまあこんな作品が出来たな、と感心します。 今より時間がたくさんあったからでしょうか。 一般庶民まで、ある程度の教養があったのだろうと想像されます。 日本は良い国だな…

『トオマス・マン短編集』

『魔の山』を書いた著者による、短編集。 魔の山は時間の流れがおかしくなるような話でした。 短編だと時間をテーマにするのは、難しいでしょうね。 著者は色々なことに興味を持っている様です。 それでこそ、小説が書けるんでしょうね。

バイトは資本主義の入り口

今週のお題「こんなバイトをしてました」 派遣のバイトに登録していました。 そこから斡旋されて、あるアーティストのコンサートの警備員をすることになりました。 我々バイトはステージに背を向けて観客が前に出過ぎないように抑える仕事です。 そのバイト…

『黒猫 モルグ街の殺人事件』ポオ 中野好夫

殺人事件を扱う短編推理小説集。 よくある謎解きのようなストーリーでは無い。 人を殺すとき、捜査を受けるとき、犯罪者は極度の緊張感にさらされるだろう。 それはそうだ。 人を殺しているのだから。 発覚したら捕まってどのような目に遭うか。 被害者家族…

『モモ』ミヒャエル・エンデ

聞き上手の女の子 実は会話で聞き上手というのは、なかなか難しいのでさないか 人は通常、自分が話して相手に聞いて欲しがる お金と時間は互換性があるように扱われている、現代の社会ではという話だが 本来はそんなはずはない 生きるのに大切なものは何か?…

『侍女の物語 誓願』アトウッド

何が気に入らないんだろう? 差別、権利、平等などに関して訴える人たちに、そう感じることがある つい最近もガラスの天井という言葉があった 確かに性別などで、やりにくいことはあるだろう ただ、それを無くすのが常に正しいことなのだろうか? 身長をそろ…

『池袋ウエストゲートパーク男女最終戦争』石田衣良

女性の容姿を傷つけるために酸を顔目掛けてかける、という行為がある アシッドアタックというそうだ 名前がつくくらいだから、世界も含めると相当数行われているらしい 昔広島で原爆により顔半分に火傷を負った女性の話を思い出した 明確な悪意を持ち、ただ…

『脳が壊れた』鈴木大介

脳も体の組織の一つに過ぎない だから傷害はあり得るし、機能不全もある しかし五感の情報を統合したり、無意識の生命活動を維持したり、その働きは多岐にわたる もしかしたら、その生命体の殆ど全てだと言ってよい 逆説的かも知れないが、だからこそ脳に頼…

『弁天小僧』

思っていたより若い 当時のメイク技術がどれほどだったかは分からない 意外にかなりの白塗りだから、今より化けやすかったかもしれない それにしても、バレたら危険な犯罪をするために女装までするものだろうか? 色気たっぷりというよりも、若い娘さん、と…

『ひとり暮らし』谷川俊太郎

詩人の頭の中はどうなっているのだろう? わたし自身は詩を書くようなことはないので、とても興味を持っている 谷川俊太郎氏は、絵本も書いている 「そうか」 と思う 詩は子どもに語りかけるのと似ているところがあるのか、と そんな事を思いながらこの文章…

『ありがとう、さようなら』

『方丈記』鴨長明

諸行無常を完全に理解していれば 質素な生活になる 意識してそうするのではなく 生活、家庭、仕事、全般にそうなる

『いじめ自殺』

憎悪する心境になるのは何故なのだろう そこまで追い込むような悪性の嫌がらせは 明確な理由がなくなされる

『子どもの死を祈る親たち』押川剛

親子といえどもそれぞれ独立した個人

『今日の人生2 世界がどんなに変わっても』益田ミリ

諸行無常 その智慧があれば何事にも動じることなく過ごせるか

『死刑囚最後の晩餐』

人は亡くなる前日にこんなにも食べられるものなのか そういうメンタルだからそんな犯罪をするのか

『元気があれば何でもできる!アントニオ猪木』

ブラジルに移民として、家族で渡った少年時代 当時日本一の有名人とも言える力道山にスカウトされて、プロレスラーの道へ 本人は飄々としていますが、物凄い人生です

『100分de名著 群衆心理』ル・ボン 武田砂鉄

権力者が世論誘導をする手口はだいたい同じ 群衆は個性が消え失せ、あらゆる個人の感情や概念が同一の方向に向けられる 群衆は自動人形 衝動的で動揺しやすく興奮しやすい 暗示を受けやすく、簡単に信じる 感情が誇張的で、単純 知的水準が著しく低下する 単…

ノーストレス

今週のお題「わたしの体調管理法」 ストレスを気にする人を度々見かけます。 曰く、 受験勉強のストレスで肌荒れが酷い 曰く、 仕事のストレスで夜も眠れない などなど。 大変そうだな、と気の毒に思います。 さらにストレスの発展系があります。 自宅の犬が…

『ホビットの冒険 下』トールキン

まさかそんな風にスマウグが倒されるとは。 人間の英雄による手柄に見えるけど、実はホビット、ドワーフ、鳥、そして人間のみんなで退治してるんですよね。 それでもすんなり大団円とはいかないのが、なんとももどかしいです。 そして五軍の戦いへ。 やはり…

『バズる書き方』成毛眞

確かに同じような内容を書いているのに、バズるかどうかはまるで異なる。 ネット上で知らない人の文章を読みたくなるかどうか? そこが一番大きなポイントのようだ。 確かにな、と頷ける。 どうせ同じことを書くのなら、やはり多くの他者に見られた方が、や…