2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
本屋さん。 変わった本屋さんと言えば、ビレバンがまず頭に浮かびます。 遊べる本屋さん、というキャッチフレーズだったはずです。 それも良いのですが、チェーン店で無ければ、さらにオリジナリティが出せます。 また、海外となると、感覚や文化が違うので…
猫専門の動物医である著者。 その豊富な経験と知識を生かして、一般的には分かりにくい猫の生態や行動を、それぞれ解説しています。 実際のところは猫にしかわからないのかも知れませんが、「そうそうそう!」と、楽しくなる部分は多いのでは無いでしょうか。
ルポルタージュの大家である著者が、自ら旅をして出会った風景や人物を写真に納め、それに文章をつけたのが本書です。 人によっては写真に撮らないであろう風景。 会ってすぐに笑顔を向ける異国の人。 そして、添えられた文章を読むと、著者の好奇心や注意力…
世の中には数多の詐欺や泥棒などの犯罪があります。 それらは、我々一般市民でも容易に引き込まれ得る、身近なものです。 人々の射幸心、不安感、欲望、ときとしては親切心にまで、実に巧妙につけ込んで来ます。 そのため、どれだけ気をつけてもそれに越した…
発表された当時、多くの若者たちを海外への旅へ駆り立てたという問題作『深夜特急』。 本書は、その作者がそれを書くまで経緯などを書いている、補足本とでというべきものです。 学生時代に一人旅を成し遂げたエピソードには凄いと感じたり、でもすんなり最…
シェイクスピアが作った有名な劇の一つである、ハムレット。 本作はその文庫版です。 デンマーク王子のハムレットが主人公。 その父である王が急死して、残された王妃を娶りつつ王の弟が王位につきます。 夜な夜なお城に出る幽霊は、自らの正体は殺された前…
どこか不思議な感じのする、昭和に生きる様々な人々の生き方を描いた短編集の漫画です。 巻末にそれぞれの作品に対しての解説と作者の感想が収められています。 そこには著者の苦悩や迷いがありありと見て取れるのですが、そうした目でそれぞれの作品を読む…
ショートショートのまさに名手である、星新一氏の中編集です。 それも時代物。 短いものはたくさん読んだことがありますが、長いものはほぼありません。 それでも、やはり著者の癖でしょうか。 短編のような気持ちで読み進められます。 変な粘度が無いのか、…
台湾はかなり日本に近くて行きやすい国です。 そして親日国と言われています。 そこで著者が食べ歩いたお店とメニューを、写真つきで紹介しています。 実はとても近いこともあり旅行費も高く無いので、行こうと思えばすぐ行けるのですよね。 現在は、中国の…
様々なベストセラーを引用しつつ、著者が解説している著書です。 現代における知の巨人とも言われる著者の解説は、とてもためになります。 中には自分で読んだ本も出てきますが、これを読んで初めて気づくこともたくさんありました。 そして、また原著が読み…
なるほど、食べ物によっても脳を育てること、頭を良くすることは可能なのですね、 実はこの本、小学生の娘が母親にプレゼントした本なのです。 しっかりしていると言うかなんというか。 頭がいいと言ってよいのか、難しいです。
お笑いコンビであるオードリーのツッコミ担当、若林正恭氏が著者です。 キューバに一人で旅行する顛末を書いた著書ですが、ただの旅行記ではありません。 色々な思考が入り込んで来て、とても興味深く読めます。 最後に父親の死と意思が出てきて、物語は収束…
戒律を破ることを破戒と言います。 本書では、主人公が自らに立てた戒律を破るまでと、そこからが書いてあります。 その戒律とは、被差別部落民である自らの出自を隠して生きることです。 現代ではかなり減っているようですが、当時のこの地域ではかなり色濃…
漫画やアニメになっている『はたらく細胞』のキャラクター図鑑です。 本書はその中で、各種の病原体を多数紹介しています。 小学生の娘が夢中になって読んでいます。 楽しくてためになる、素晴らしい本です。
西原理恵子女史による、人生相談一問一答を集めたものです。 それはまさにスナックのママと客が話しているようです。 タイトルと内容がガッチリあった著書です。
文章は話すのと同じと言えば同じだ。 その先に、それぞれの違いがある。 書いたものには、その場の雰囲気がない。 会話している時のような、表情やボディーランゲージもない。 だから意思疎通がより困難になっている。 そこで、誤解なく分かりやすく書くのが…
男子、といっても大人男子ですが、それらの仕草やセリフにキュンとする著者。 そんなことに? と思うものがとても多いのですが、それは著者の主観なので、他人がとやかくいう必要はないでしょう。 冷静に読むと、大人の女性の中二病のようなものに見えます。…
格差社会と言われる現代の日本。 それは性差や年齢差は関係なく、起こっている。 本書はその中で女性の貧困者に視点を当てて、紹介している。 離婚や妊娠などで、あっという間に貧困者に転落してしまう今の世の中は、正しいと言えようはずが無い。 子どもを…
広島の原爆にまつわるお話を描いたマンガです。 しあわせを掴むはずだったのに、原爆により犠牲になる人。 多くの人が命をたたれたり、人生を悪い方に捻じ曲げられた。 これらの人々は、断じて悪いことをしていない。 それなのに不幸になるのは、世の中が不…
死ぬのは嫌だ。 それは全てが終わってしまう大事件である。 ただし、それは当人にとって、だけだ。 そのことは多かれ少なかれ、全ての人に言える。 つまるところ自分の死を理解するのは、自分が死ぬ間際しか無いのだろう。
死刑かそうで無いかで、被告にとっては天と地の差があります。 死ぬか生きるか、ということなので。 本書では、事件と裁判と判決時の状況などを書いています。 オウムの被告が多く出てきますが、同じ一連の事件でも実際に様々な人がいて、その態度にはかなり…
記紀のうちの一つである『日本書紀』を、マンガで読めるのが本書です。 古事記よりも神話っぽさが少なくて、事実を事実として伝えようという思惑が、なんとなく感じられます。 歴史は見るものの立場によって、正義と悪が変わります。 本書では良い天皇も悪い…
ずっと子どもが欲しくて不妊治療を続けてきた著者。 それなのに最終的には手術をせざるを得ない状態になり、妊娠の可能性は完全に断たれてしまいます。 そこで著者の夫婦が採った選択は、里子を迎えるというものでした。 赤ちゃんが来た日。 不妊治療が上手…
現在の日本では、未成年による犯罪は少年法で裁かれます。 まだ更生の余地が大きい、というところから少年法は存在しています。 それは、犯罪を犯した少年たちをまともな人間として、社会に戻そうという試みです。 しかし、その犯罪と結果自体は、少年と成人…
17世紀イギリスでは破産が罪だった 投獄される場合もあった プロテスタントでは、職業は神から人に与えられたと考える →経済活動に励むプロテスタントは資本主義のもとになった 冷静な視点 正しく恐れる 生命か生計か 予定説:自らの行いは神に定められたもの…
作家の伊集院静氏と漫画家の西原理恵子氏のコラボによる著書です。 とても高尚なことのように、情けないことも書いてあるのですよね。 その文章にイラストがとてもよくマッチしています。 楽しめて楽になる、良書です。
評論を書くには論証責任がある 意見の異なる他者に論理的に主張しなければならないためである 誤読や主観的に読む事はよくない 正確な深い読解力を養う 当時のその地域の人物の価値観で見る 「舞姫」個人より家や国が大事と言う価値観 客観性、様々な価値観…
何か社会の為、誰かのために役立つ仕事をする 困難な時は人の心を育てる最良の時 自分の無力を噛み締めつつ生きる、これが修行 他者が飢えているときに富を追求するのは恥ずかしい行為 他者を愛するのが優しさ 物質の発展は人類を不幸にしうる 核兵器、資源…
面白い仕事、面白くない仕事は存在しない 仕事面白いと思う、面白くないと思うというのが正しい 相手の立場に立つ→否定的な感情はなくなる オーバーリアクションでオーケー 部下には(あなたはどう思う?)と聞く 質問することを習慣にする 質問は相手へのリス…
縄文人の生活を様々な点で解説しています。 メイクをしていた。 埋葬をしていた。 数人で同居生活をしていた。 狩りをしていた。 木の実や野草を採取していた。 成人の儀式で犬歯を折っていた。 実に様々なことがわかっていることに、驚きます。 また、怪我…