愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『懲りない男と反省しない女』渡辺淳一と女たち

大人の男女には、色々なことがあるようです。 人それぞれだろうけど、自分の意見を言い切ってしまう方式で、本書の会話は続いて行きます。 それはあたかもスナックでの会話のようです。 話半分に聞くと、心地よいかもしれません。

『日本の皇室がわかる本』

一般的な日本国民は、日々の暮らしでそこまで皇室を意識することはないかも知れません。 しかし、日本は皇室とほぼ一体と言えるでしょう。 日本人の総本家とも、神様の系譜とも、様々な意味で重要です。 だからこそ、知っておかなければ失礼とも言えるし、恥…

睡眠不足

今週のお題「睡眠」 私はいつでも眠れる。 それも数秒で寝つける。 時にのび太のようだ、と言われることもある。 以前戦国時代の読み物に書いてあった。 「いくさ人は、いつでも戦いに備えて態勢を万全にしておく必要がある。そのためには、どんな状況でもす…

『捜査一課 防犯BOOK』

ブラックバイトが跋扈する昨今。 どこの家庭でも、今まで以上に防犯の意識を持って行きたいものです。 よく聞くような対策もあれば、初めて知るようなものもあります。 備えあれば憂いなし、なのですよね。

『実録 安倍晋三』岩田明子

何のことは無い。 政治家は政界の闘争を勝ち抜くことを、第一に考えなければならない。 そうでなければ、政治家ではいられないからでしょう。 また、いられたとしても、やりたい事は出来ない。 著者は、長年にわたり安倍晋三氏の取材をしてきた、ジャーナリ…

『ひぐらし先生、俳句おしえてください。』

俳句で有名な師匠の元に、その道の素人が弟子入りして、俳句をイロハから学んでいくお話です。 俳句ブームのような感が、最近あります。 でもそれは正しくないですね。 なぜなら、ずっと昔から一定数の人たちが支持して来ているのですから。 それでも常に初…

『パンセ』パスカル

人間は元来、あらゆる仕事に向いている 部屋でじっとしていることだけ向いていない 死んだ方がましという心理 →死の中に幸福を求めている 飢えがなくてこそ「幸福とは何か」を考えられる ヒマより忙しい方がマシ 地位が上がるほど、真実から遠ざけられる 自…

語るべきことば

今週のお題「勉強していること、勉強したいこと」 英語と中国語を学びました。 さらにしばらく前まで、ラテン語を学びました。 どれもある程度読み書き出来て、少しは話せるようになりました。 そこで、さて実戦で話そうかというときに、はたと気づきました…

『寝ても醒めてもタカラヅカ』

著者は筋金入りのタカラヅカフリーク。 やはり一般の人には敷居が高いであろう歌劇団、それがタカラヅカです。 そんな初心者向けに、本書は丁寧に解説してくれています。 マニアならではの楽しみ方は、初心者にも十分使えるものが沢山あるようです。 もう少…

『息子が、なぜ』

名古屋の中学生グループが、同級生からおよそ五千万円を脅し取った事件。 本書はその経緯と父母の述懐をまじえて、概要を詳らかにしています。 読む前は中学生にそんなお金を用意できるのか?また、取った側も使い切れるのか?などが疑問でしたが、出来るの…

『漂流家族』

貧困なのか無知なのか情弱なのか。 我が子を虐待してしまう親には、何かの問題があるように思えます。 でも、それだけではない。 それぞれの家庭で、それぞれの事情があります。 そしてむしろ、真面目すぎて追い詰められてしまう場合もあります。 だから必要…

『イマイと申します』

かつてテレビ番組で人気を博した、記者による犯罪者と対峙する取材物なありました。 仮名でイマイと名乗り、詐欺まがいの商法に引っかかった振りをしつつ、核心に踏み込む物です。 本書では、それを文字に起こしています。 動画と違い、間やイントネーション…

『世界中が日本に憧れているその理由』

海外からの視点を踏まえて、著者は日本の良いところを挙げています。 確かに良い。 最近の情勢だと、それがいつまで続くのか、心配になる部分はあるのですけど。

『世界の聖典・経典』一条真也

ユダヤ教 教えにおいて勝っていても、知恵において勝っているとは限らない キリスト教 2015現在、アメリカ人の40%は進化論を信じていない イエスはおそらくアラブ人、肌の色は濃く黒髪 ゲイ、レズ、獣姦は殺す イスラム教 神の前で全ての人は平等でであるべ…

『ヴィクトール・フランクル』勝田茅生

ロゴス:言葉、言論、論理、思想 たとえどんな状況でも、人生には意味がある 人は「意味への意志」を持つ イスラエルはイエス没後40年でローマに滅ぼされた ユダヤ人は流民となり、各町の居住区で暮らす事を命じられた 商人か金貸し以外を禁じられた そこから…

『はみだしの人類学』村松圭一郎

なぜ人類には、これほど多様な文化があるのか その差異はどのように生まれたのか? 異なる他者と、どう関係を築けばよいのか? 格差は個人の努力と脳裏によるもの? オリエント:中東から北アフリカまでのアラブ世界 自分を上げるために他者を落とす その他者…

『悩みを乗り越えて悟りへ』シェイクスピア ハムレット

知性が優れているために思想に耽り、行動に移さなければと思っているが、出来ずにいる ドンキホーテ型 行動派、猪突猛進 ハムレット型 思索派、分別があり行動しない 祈りの最中に殺したら、仇を天国に送ってしまう 神がみているからわたしがいる 自分が悲し…

今週のお題「大人だから」 小学生の娘は本当によく怒る。 勉強したくない。 クレーンゲームで景品を取れない。 欲しいものを買って貰えない。 友達と遊べない。 ゲームが上手くいかない。 タチ悪いな、と辟易することがたびたび。 やはり娘からでも、理不尽…

『すごい神話』

神話学という学問の分野があるそうです。 世界各地に、様々な神話があるからです。 日本の神話、ギリシャ・ローマ神話、北欧神話などの有名なものだけでなく、それこそありとあらゆるところにあると言っても過言ではありません。 すごいですよね、たしかに神…

『毛沢東』

天安門広場には、彼の肖像画がデカデカと飾られています。 中国共産党の始祖である、毛沢東氏です。 易姓革命の国である中国で、現在に続く国家を作った人物です。 これまで、様々の国が彼の地では誕生しては消えていきました。 そのそれぞれに始祖がいて、…

『ローカルごはん旅』たかぎなおこ

著者と編集者の二人で各地に赴き、ご飯や食べ歩きをします。 漫画なので食べ物も著者の表情も、とてもわかりやすいです。 それにしても、良く食べます。 そして、どれもとても美味しそうです。

『ときを感じるお宿図鑑』吉宮晴紀

歴史ある建物の宿をイラスト入りで紹介しています。 和室って、良いですよね! 泊まりたくなります。

『怪談』小泉八雲

子供に読み聞かせをする時や、ふとした会話をする時、こんなこともこの子は知らなかったのか、と愕然とすることがあります。 伝えて残したいものって、たくさんありますよね。 本書はそんな中の一つです。 子どもが小さいうちは、怖がって聞きたがらないでし…

『平家物語』

武士が大きな力を持つようになったその象徴が、平家です。 本書はその興亡を様々なエピソードを交えて描いています。 諸行無常 彼らもほとんど我々と変わらない、人なのですよね。

『バカの国』百田尚樹

考えられないような事件はあります。 その中でも、バカで笑える日本の事件を、本書ではいくつも紹介しています。 作家である著者が、それぞれの事件に的確な解説やコメントを書いているので、さらに面白さが増しています。

『知っておきたい日本の神様』武光誠

日本には八百万の神さまがいます。 そしてそれぞれの神さまは、神社に祀られています。 本書は、その神さまの名前や神社の来歴などを解説してくれています。

『山口組顧問弁護士』山之内幸夫

著者は長年山口組の顧問弁護士をしてきた、山之内幸夫氏です。 最初からそうだったわけでは無いのですが、そのような業界絡みの仕事をしていて繋がりが出来、次第に組と関係が強固になったようです。 著者は組と距離を取るようにしていると書いていますが、…

『中国古典一日一話』守屋洋

ずっと続いている国では無いとはいえ、中国にはかなり長い歴史があります。 そして地域も広大です。 何より大きいのが、漢字が昔からある、ということでしょう。 それらの縦軸と横軸で、様々な教えや話や教訓が生まれました。 日本ではメジャーではなかった…

『防大女子』

防衛大学は、自衛隊で働く人を養成する大学です。 自衛隊は命懸けで日本を守る、とても重要な組織です。 本書は、そこで学んだ女子による、学生生活の実体を詳細に書いたものです。 ここは、かなり特殊な職業学校です。 普通の大学とは、朝から晩まで全く違…

『ぼけせん川柳1000句』山藤章二

川柳を集めた物です。 俳句ほど高尚ではないけれど、やはりウィットかないと出来ない物でしょう。 ちょうど良いんですよね、川柳。