世界に例を見ない渋い芸能
幽玄:香のようなもの
様式美にぴったりと収まっている面白さ
謡:声を出すこと
仕舞:動作
この世のものではなく夢を見ているような感覚に陥る
夢幻能:主人公(シテ)が現実の人間ではなく霊
観客も現在から夢幻へ魂を持っていかれる
能は動きを抑制、凝縮している
腰と肚の一点に力を込めて上下動せず、すり足で動く
能の「構」や足の「運び」は武道に近い
緊張に満ちた空間
時間の流れもわからなくなる
→死に向き合う時間
「差し込み」
数歩前進+右手を次第に前面に出す+左手を少し前面に出す
全方向に発しているエネルギーを手の先1点に絞る
「ヒラキ」
左、右、左と三歩下がる+両手を広げる
演者は「歩く瞑想」しているようなもの
→存在の芸術
沈黙ベースで精神的に満たされる
まず初心者は「緊張感のある沈黙」を味わう
自分の体にまで力が及ぶ気がした演者はすごい
目に見えない力に敏感になるのが楽しむコツ
すり足をやってみよう