愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『日本の面影』小泉八雲 池田雅之

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日本の知識人や上流階級への批判

西洋ばかり追いかけ、迷信や宗教に無関心

日本の文化の本当の良さを知らない

 

人間は事実より、幻想や想像力に頼って生きる

 

ワーグナー「あらゆる理解は、愛を通して我らにいたる」

 

神道の真髄は、国民の心の中に生きている

書物や儀式や戒律の中にあるものでは無い

 

太陽に向かい柏手を打つ人がいる

多くの人は、日本最古の神社にも向かい柏手を打つ

八百万の神へ、あらゆる方向に頭を下げる人もいる

 

多くの人はお月さんも拝む

 

見る:主体的

聞く:受動的

 

日本人の微笑みは「自己制御できたものが幸せになる」という道徳観を象徴している

 

生にも死にも、全てに微笑みを向ける穏やかで親切な暖かい心

 

相手の立場、思考を自分なりに追体験してみる

→本質にたどり着く

 

日本人には国民的感情(共通感情)がある

 

学問の出発点は「敬愛」「尊敬」が良い

ただの好奇心はよく無い

 

異なる文化に開かれた心を持ち、やわらかな視線を持つ

 

国、民族を越え、動植物ともともに生きる