愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『古代研究 折口信夫』上野誠

f:id:kazuyoshisan:20221018100636j:image

二次大戦敗北後、日本語廃止論まであった

 

日本史の古代は奈良・平安時代を指す

 

円環のようにみる

全体を見る

 

あらゆるものが多様で、同時に一つでもある

 

2500年前に生きた人も、自分と同じ人間

 

知識以上に「感じる」ことがたいせつ

 

天国 = 極楽 = 常世の国

地下には、根の国や黄泉の国がある

 

日本の神教は人やものなど何でも生になり得る

お盆にお迎えするご先祖も神様

神楽の舞手が神がかりのトランス状態に入るのも神様

 

おせちを祝う:おせちを食べること

今年も皆さんと一緒におせちを食べられる幸せを共有する

 

ある国の社会や文化は、宗教観でかなりわかる

 

日本の神

遠くから来る、人に言葉を授ける

 

まれびと:一定期間留まって貰ったのち、帰ってもらう必要がある

 

言霊信仰

 

貴種が流離をするという物語パターン

竹取物語

源氏物語

水戸黄門

 

古事記の問答の掛け合いが、型の発生

五・七の歌のあり方は、万葉集から受け継がれている

1300年以上使われている

額田王とも、私たちは勝負できる

 

庇護者のいない芸能者は、村から村へ放浪の旅をしていた

 

下級の宗教者も同様

 

まれびと(ほかひびと)は時に歓迎されたり、時に乞食として差別されたりした

 

まれびとの芸能:ものまねのルーツ

連歌→かけあい→漫才

 

かぶく:中庸ではなく、右が左に大きく傾くことから始まった

 

寄席は教養人が出入りすべきでは無い悪所とされていた

 

他者の文化を知るには、まず自国の文化を理解しておく