愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『方言と日本のこころ』澤村美幸

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以前、方言とその話者は社会的に評価が低かった

 

共通語はよそゆき、方言は普段着

家族にしか使わないケースもある

 

日本語は地域により全く違う

 

言語形成期:3-15歳、人の言葉の基本的な部分が作られる

 

地方の方言を残すため、方言ソングが作られている

 

たむ(だむ):訛っていること、平安時代の言い回し、さえずる、うちゆがむ

 

貴族の人口は、当時の日本では四万分の一

 

平安時代の文献に出てくる言葉は、貴族層のもの

 

東国方言:べい、ぬの代わりにない

 

明治時代、教育現場で方言撲滅運動が起きた

使ったら鞭打ち、掃除当番など

 

方言を話す人はバイリンガル

 

イズ、ヌー、サン、スー、ゴー、ログ、スズ、ハズ

 

ふと方言が出ると、本音を話している気がする

 

あえてどこかの方言を使うという、コスプレ

 

共通語を方言に翻訳するのは、クリエイティブ