言わずと知れた、アドラーの著書です。
すべての人は、自らの考えた主観的な世界に生きている。
人は目的に沿って思考し、勝手に意味付けをする。
人は変われる。今すぐにでも幸福になれる。
過去は未来に何の影響も与えない。
人間の悩みはすべて対人関係の悩み。客観的事実ではなく主観的な解釈をする。そして、人と比べてどうかと言う劣等感を持つ。
劣等感を言い訳に使い始めた状態を、劣等感コンプレックスと言う。
あたかも自分が優れているかのように振る舞う状態を、優越コンプレックスと言う。これらの自分が特別でありたい、と言う考え方は、永遠に自分を不幸にしてしまう。
すべての人々は仲間。同じではないが対等。対人関係を全て縦ではなく横にする。
行動の目的は、自立と社会との調和にする。
他者の期待を満たす必要は無い。
他者も私の期待を満たす必要は無い。
馬を水辺に連れて行くことができるが、水を飲ませることができない。
幸せになる勇気の中に、嫌われる勇気が含まれる。自分は大きな共同体の中の1部である。
自己への執着を、他人への関心に変える。
他者を評価するのではなく、お礼を言う。
自己受容・できない自分を受け入れ、自分をさらに良くする努力
他者信頼・一切の条件をつけず、信じ続ける。
他者貢献・他者のため→共同体のため→自分のため→幸福
※この時に他者の承認は一切不要
普通であることの勇気
今、ここを生きる
とても良い内容のことが書いてあります。
勇気を持って楽しく生きていける気がします。
ところでこの本に書かれている内容は、2500年前にお釈迦様が言っていたことと、ほとんど一緒のような気がしました。
おそらく、真理ないしそれに近いものなのだろうと感じます。