愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 幸せについて考えよう』

幸せは、誰にとっても大事です。

誰かを幸せにするためにも、幸せが何かを知っておくのは、やはり大事です。

 

好色一代男』文学

小説が描かれる理由は4つ

英雄になりたい

復讐したい

モテたい

現実逃避

 

莫大な遺産を苦行のように使う、金持ちの苦労

幸福はお金ではない

 

『好色一代女』文学

転期には納得した方を選ぶ。

 

心は濁りぬべきや

 

自分の命は自然に最後は返すべき

持ち物、お金、優しさ、教育

全て次の世代に還元する

何かを断念し、考えを変える、次へ向かう

断念の後の悟り→幸せ

 

経済から(国富論)

人の営みとしての経済活動の探求

グローバル化

一次:大航海時代→アフリカ、アメリカ、アジアの植民地化

二次:産業革命→工業化、資本主義

三次:IT革命

 

1人よりも分業が良い

時間短縮+お互いにないものを提供しあい効用

 

重商主義は拝金主義とほぼ同じ

これを否定する。人が大事

 

儲けようとしすぎるな。見えざる手がバランスをとってくれる

 

世界的に影響力のある金融資本は、あらゆる領域で自分が儲かるシステムを構築している。戦争があっても革命があっても

 

誰かの笑顔を見れば自分も嬉しくなる

 

経済活動は人間同士のやりとり

 

本当の尊重とは、誰かが(嫌)と言ったらただ(わかった)と言うのではなく(なぜ?)かを確かめること

 

存在の承認:行動等に対する評価の証人ではなく、あなただから、と受け入れること

 

精神分析学では(人間は動物に本来ある本能が壊れている)と考える

 

人はグルメ。発情期がなく、パートナーにこだわる

 

人は生まれながらに苦悩を背負った存在

 

言語により英知は下の世代に引き継げる

 

エロスは生きる欲求

タナトスは死ぬ欲求

 

人には不幸ではない、と言う形の幸福感がある

 

人間のほんとうの幸福は(愛される)より(愛する)にある

 

愛情はめぐりめぐって連鎖していくいく

 

幸せは、一つの形ではありません。

人により、状況により、視座により、異なります。

本書は、そのいくつかの幸せを、示してくれています。

幸せは、あくまで主観的なものなのですよね。

本書は、自分がそうなったり、他者をそうするための手助けになってくれるはずです。