武蔵は理論制があり、思想に体系性があった
義理や恥を思って自ら死を選ぶ=死の覚悟
→僧、女性、百姓でも「その差別なき者」
武士の本分は全てに置いて人に優れ、勝つこと
兵法は実践で役立つことを第一に考えるべき
あらゆる場面で勝てるよう、合理的、実践的であれ
あらゆる武具の特徴を知り、使い慣れておく
武具に好き嫌いがあるのは良くない
敵と「あう拍子」と意表を突く「ちがふ拍子」を知る
敵が思いもしないでリズムで勝ちを得る
鍛錬なくては及びがたいところ
武士の精神は死ぬ覚悟ではない
全てにおいて勝つことである
読むだけでなくやってみる
自分の方法として工夫する目を動かさずに両脇を見る
ゆっくりした敵には速く、気の早い敵には来たのをかわして打つ
お互いに同時の時は打つ気を見せずに打つ、あえて遅れて打つ
毎日少しでも自分を高める
常に主導権を取る
縣の先:ゆっくり相手を油断させ、パッと早く
待の先:ゆっくり相手が来たのをサッとかわしてパッと早く
体体の先:同時 敵が早ければ、ゆっくり強く
敵が静かなら、軽く早く
敵の技が危険でなければ放っておく
敵の立場になる
わざとゆっくりとして、敵が緩んだら早く強く打つ
相手をよく見て自由にさせないように抑えながら、心身ともに崩していく。
崩れたところを一気に攻める
敵が心底負けたと思うまで攻めきる
良い姿勢を保ち、相手を不自然にさせ、そこで攻めきる
今の自分にはわからない大きな世界がある
向上に果てはない
兵法に留まらない無限の世界へ開かれていく
日常から隙のない「生きた体」で動く
験を担ぐのは弱さ
独立不羈+求道
生きるか死ぬかの世界であること。
常に相手があること。
この二つを踏まえると、兵法がいかに厳しい世界かがわかります。
そこで生き残るのが、どれだけ大変なことか。
生きるための方法は、あるいは全てに通じるのかも知れませんね。