愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『感性でよむ西洋美術』伊藤亜紗

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解説文を先に読まない

考えるな、感じろ

次に、考えつつ感じろ

 

絵画を見るのは、崇高な、や、優美な、という日常で使わない言葉が出るチャンス

 

古代の神々は身近な存在だった

 

パルテノン神殿

街中に普通にある、もともとはカラフル

 

想像で描いていたのが、ルネサンスから写生するようになった

 

中世の絵は説明的

エスの周りを天使が飛んでいる、と文章で書いているような

 

消失点

道路が奥に行くほど狭くなり、地平線で点になるところ

 

遠近法

鑑賞者の目を消失点に誘導する

 

ルネサンス

人間の理性を重視

人間の理想を描いた

 

ルネサンス以前は、絵や彫刻は職人の肉体労働とみなされていた

 

時代が降るほど、よりリアルに見える

 

バロック絵画は、光の当て方で、見て欲しい場所へ誘導

 

ヴェロニカ

聖なる布、イエスの顔を拭き転写された

これによりイエスを描いたり、像を作ったりしても良い、とし始めた

 

女性がメトロポリタン美術館に入るには、裸になるしかない

裸モデルはほぼ女性

作者はほぼ男性

 

写実主義

絵の中の人は演技をしない

鑑賞者と地続き

 

印象派

同じ物も、時間や天気(光)により全く異なって見える

その変化を描いた

 

キュビズム

同一の絵の中に、複数の視点が混在

形の単純化

こちらに飛び出てくる