先日引退したレスリングの元世界女王である、吉田沙保里の著書です。
タイトルは『強く、潔く』で、霊長類最強女子に相応しいです。
しかし、本人の認識は違うようです。
私ほど弱い人間はいないんじゃないかと思うくらい、とのたまいます。
まさか!?
読み始めから、興味を惹きつけられました。
著者は3歳からレスリングを始めます。
そして30年毎日練習しているそうです。
無心で努力する、とあるとき自分で決めます。
とことん自分を追い込み、目標を周囲に言うことで退路をたち、負けず嫌い。
こんな人が自分は弱いと思い、驕らず慎重に努力を重ねたら、まず勝てないと思わされます。
小柄だったり、男性には一直線過ぎて恋が上手く行かなかったりと、意外な魅力も紹介してくれています。
ファンの人にはたまらない一冊です。
また、そこまでではない人でも、得るものは大きいはずです。