愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『釈迦と十大弟子』西村公朝

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お釈迦には、十大弟子と呼ばれる、高名なお弟子さんたちがいます。

本書では、この方々の仏像とともに、それぞれのエピソードを紹介してくれています。

 

お釈迦様が素晴らしい人だということは、ほとんどの人が知っています。

しかし、十大弟子の存在やそれぞれの人となりは、あまり知られていないのでは無いでしょうか。

 

舎利佛、羅睺羅、優波離、阿難陀などなど。

それぞれの方々のエピソードは凄いです。

お釈迦様の説法中に寝てしまったことを恥じて眠らない誓いをたて、ついには失明してしまう人。

お釈迦様の付き人をずっとするけど悟りの境地に至らない。しかし、死後の大事な会議直前に悟りを得て歓喜する人。

お釈迦様の実の息子さん。

何というか、それぞれキャラがたっています。

そしてどなたもみんな、とても魅力的です。

 

仏像や仏教を知るためにも良いし、物語としても面白いです。