愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『禁断の中国史』百田尚樹

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儒教の恐ろしいところを知っている日本人は、良いところを知っている日本人よりは多くないでしょう。

中国とは、実は様々な王朝が入れ替わり立ち替わり成立していたので、一貫したものは存在していません。それは伝統的に前王朝のものを根絶やしにする、ということからも明らかです。

だから中国という言葉もつい最近使われいるけど、その歴史も地域も民族も、とくにあってないようなものなのです。

本書は、そんな地域に住む多数派と考えられる漢民族にスポットを当てて、紹介しています。

それも暗部についてです。

読んでいて胸が悪くなること請け合いですが、何か腑に落ちるものもあります。

本当に恐ろしいことですけど。