監察医、という言葉は今でこそ知られるようになりましたが、著者が働き始めた頃は、ほとんど知られていなかったそうです。
それを世間に知らしめたのが、著者の功績の一つでもあるのでしょうけど。
診る、という意味では、生きていても亡くなっていても、大きな変わりはないのですね。
患者さんが主訴を述べない、という違いはありますが。
さらには一度しか診察出来ないということで、見落としは許されない、なかなか過酷な診療科とも言えそうです。
事件性があるかどうか?
これを診断するのは、本当に重大なことだと思います。
他の診療科とは目的などがかなり違いますが、大切な医療だということは、やはり同じなのでしょうね。