愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『陰陽師 安倍晴明』志村有弘

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昔の日本には、陰陽師というものがありました。

呪いで人を病気にさせたり、殺したり。

はたまたそれを助けたり。

地面の下に埋めた人形を相手が跨いだら、もはや相手は術にかかってしまう。

護摩を焚いたり、調伏したり。

 

現代から見ると科学的ではないから信じられない、という見方もあるでしょう。

しかし、平将門首塚菅原道真の祟りなどの話は、未だに有名です。

きっと日本人の根底には、陰陽師が、安倍晴明が、あるのかもしれませんね。

『論理トレーニング101題』野矢茂樹

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論理的に考える。

感覚的にわかっているような気がしますが、実は何をもって論理的というか、実は理解出来ていない人は多いはずです。

例えば二つの文章を比べて、どちらが論理的か正当な理由を持って説明できるでしょうか?

 

本書はどうやって文章を読み解くかを、論理的に解説しています。

説明があり、問題文があり、解答と解説がある、実にわかりやすい作りです。

だから説得力があります。

 

どの問題もしっかり考える必要があり、かなりの難問もあるように思いますが、それは人それぞれでしょう。

これを終える頃には、それまでよりも賢い読み方が出来る様になっているはずです。

『短編小説のレシピ』阿刀田高

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短編小説家による、短編小説の書き方本。

それも著者は短編小説で有名な阿刀田高氏です。

読んでいてわかりやすいのは、著者がもともと人に教えるのが好きだから、のような気がします。

さて、本書を楽しく読むと短編小説が書けるような気もするのですが、やはり素人には難しいのでしょうね。

 

お父さんの本棚

今週のお題「本棚の中身」

 

「本棚にある本は好きに読んでいいよ」

そう娘に伝えた時に、ふと気づきました。

中三女子に見せたくない本があることに。

古典の名作にも。

近代の小説にも。

それどころかマンガにさえ。

大人のシーンがあるのですよね。

 

さ、早速『好色一代男』と『源氏物語』は、別のところに片づけなきゃ!

『ニャアアアン!③』鴻池剛

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イケイケの猫2匹と一人暮らしをする著者。

実際にそういう猫を見たことのある人は、本当に感情移入ができるのではないでしょうか。

マンガですが、たまに腕を猫に引っ掻かれた後の写真などが出てきます。

 

そうです。

猫は元々肉食獣なのだと思い出させてくれる。

そんな名著です。

『愛国者たちへ』櫻井よしこ

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日本はかなり屈強な国々と接しています。

北朝鮮

中国!!

ロシア!!!

 

最近では本当に危険ですよね。

ただ日本が平和を願っていても、何ともならないのは明白です。

そこで日本人は、愛国者は、しっかりと現状を理解して対応していかなければなりません。

 

やはり私たちは日本人なのですよね。