北斗の拳。
ある世代の男子(おそらくもうおじさん)にとっては、必須の漫画であろう。
漫画だけでなく、パチスロやパチンコでも大人気になったので、さらに幅広いファン層を獲得しているはずである。
北斗神拳という拳法を駆使して戦うケンシロウが主人公の物語である。
一子相伝の拳法である北斗神拳を伝承するために、4人の兄弟が修行します。
伝承者に選ばれなかったラオウは、北斗神拳を捨てずに覇王となることを選びます。
自らの力により多くの配下を率いるようになり、また様々な流派の拳法を取り入れ、どんどん強くなって行きます。
戦いでは、数々の信じられないような 技や力を見せつけます。
指一本で相手を持ち上げたり、 3日後に全身から血を吹き出して死亡すると言う秘孔をついたり、手刀で相手の頭と体を切り離したり、10メートル近く相手の体を吹き飛ばしたり。
拳王の名にふさわしい戦いっぷりです。
ただ強いだけではありません。
実の弟であるトキを何度も助けたり、その病に涙したり。
無法な部下をきっちり始末したり、フドウとの戦いの時に間違ったことをした部下に激しく怒ったり、自らの美学を持って行動しています。
かと思えば、ユリアには一直線の愛情を示しますが、恋は思う様に行きません。
その辺りもラオウの魅力のようです。
愛馬である黒王号の査定があったり、ビジネスシーンにおける北斗の拳があったりと、盛りだくさんの内容です。
ラオウファンの皆さんには必読の本です。
また北斗の拳を知らなかった人には、こんなに魅力的な敵役であるラオウの話は、導入としても良いはずで、とてもオススメです。