日本の歴史で有名な事件において、著名な人を襲撃したヒットマンを紹介する本です。
今川義元を討ち取った毛利新介。
武田信玄を狙撃した鳥居三左衛門。
坂本龍馬を暗殺した男。
蘇我入鹿を討ち取ったのは、中大兄皇子でも中臣鎌足でも無かった。
どれも実行犯は、そこまで有名な人では無いので、新鮮な気持ちで読めました。
何故有名では無いか考えると、大物や黒幕は裏で糸を引いていて、危険な現場にはおいそれと出てこないからだと思い至りました。
ヤクザで言えば、鉄砲玉です。
そんな悲哀に満ちた実行犯たちに、普段は当たらないスポットライトを当てる、という本書。
歴史好きな人でも、意外な発見が多いかも知れません。
おすすめです!

- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/11/12
- メディア: 単行本
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