愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『信玄軍記』松本清張

 

甲斐の国、現在の山梨県にいた戦国大名である、武田信玄の話です。

 

死の間際。

床に伏せっているときに、虚ろな意識ながらも上京しているつもりで、配下の武将に命令を下します。

あと少しで上洛して天下を取れる所なのに、と涙が出ました。

シンプルな解釈で、好感が持てるお話です。

武田信玄がもう少し長生きしていれば、日本は変わっていた、そんな気がしました。