愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『数の悪魔』

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数、算数や数学に関する悪魔が、ある日少年の夢の中に現れます。

元々は、算数の授業を楽しく感じられない少年ですが。

最初は数を簡単にするところから始まります。

全ての数は1で表せる、というのです。

1=1

2=1+1

3=1+1+1

という具合です。

どれだけ大きい数でも、1に分解できるという訳です。

実は分数も同じです。

二分の一 = 1+1分の1

三分の一 = 1+1+1分の1

 

こうしてみると、どれだけ大きかったり小さかったりする数も、1から成り立ってらことがわかります。

 

0の素晴らしさ。

乗数や素数の不思議さ。

 

数はもともと人間が利便性のために作ったものです。

だから分かりやすいはず、なのですよね。

 

こんな悪魔なら、ぜひ会ってみたいものです。