愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『あした、青空』

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少年院に入った少女とお話する、というのが著者の仕事です。

本人がとても悪いということは少なくて、周りに良い大人がいなかったり、環境や教育が悪いと言わざるを得ないケースが非常に多いです。

著者が話を聞くことで全てが好転したり解決するわけではありませんが、その萌芽が見られる事が度々あります。

これは恐らく、話をしっかり聞いてくれる大人が近くにいなかったことを示唆するのかも知れません。

話すだけでも人の役に立てるって、本当に素晴らしいことだと思います。