徹子の部屋の主、『窓際のトットちゃん』などの著者である黒柳徹子氏。
ユニセフの親善大使としても活躍しています。
本書はその活動を紹介するものです。
子供は家族が殺されたら、自分が悪い子だからだと考える
大人が死ぬ時(痛い)、(苦しい)と訴える。子供は黙って死んでいく
栄養失調で泣く力さえない子供たちがいる
栄養がなくて脳が発達できない子供もいる
治る見込みのある人から治療、見込みがなければ床に寝かすしか出来ない
午後7時から午後9時半までの夜間小学校がある
平和になったら何がしたい?
勉強がしたい
大きくなったら何になりたい?
生きていたい
物乞いがしやすいように、親から手足を切られる子供がいる
ピンポイント爆撃で発電所を破壊する
→電気が使えなくなる
→下水や上水が使えなくなる
この国のこの状況で生まれてきたと言うだけで、赤ちゃんのうちに死ななければならない
水、食べ物、薬よりも優しさや愛情が必要な子もいる
収入の半分が水代に消える
子供には敵も味方もない
子供を兵隊にしてはいけないと言う条約がある→守られていない
エイズになっても何年かは生きていける
私たちは明日食べるものが無い
大人の涙や愛情が子供には必要
戦争が続くと(健忘症)の子供が増える
アイスクリームコーン型地雷
ぬいぐるみに仕掛けた爆弾
これらは子供を狙った攻撃
ひどい状況の国の子供は、1人も自殺しない
私は絶望しません
地獄のような状況が、世界にはあります。
では今の日本は恵まれていると単純に言って良いのかというと、多くの自殺する子どもたちを見たら、それは疑問です。
それでも絶望しない、と著者は言います。
それぞれが出来ることをする。
それしか無いのですよね。
絶望している場合では無いのです。