愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『チベット問題』山際素男

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共産党の中国に攻め取られたチベット

そこには原初の仏教を脈々と受け継いだ人たちが、苦しめられながら暮らしています。

宗教的な指導者であり、国家元首でもある、ダライ・ラマ師との対談から本書は始まって行きます。

師は数十年前にやはり中国共産党により生命の危機にさらされ、亡命を余儀なくされました。

そして現在に至るまで、帰国は叶っていません。

本書ではさらにその他の高僧とも対談して、その内容を紹介しています。

 

自国や人や宗教や平和を考えるときに、実に様々な観点で見る必要があると、本書は教えてくれています。