愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『いきたくないのに出かけていく』角田光代

f:id:kazuyoshisan:20230207092357j:image

作家である著者は、こちらからすると旅行が趣味のように見えます。

しかしそんな著者も、実は行きたくない、気が向かないとう気持ちはあるようです。

その点では、数多くの旅行記と一線を画していると言えそうです。

行きたくもないのに出かけるって、ほとんど旅行をしないものから見ると、苦行以外の何物でもないと思うのですが。

それでも楽しく読めるのは、著者の文才なのか、はたまた実は根っこのところでは出かけるのが好きで楽しいのか。

どっちなのでしょうね?