愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ルポ死刑』佐藤大介

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死刑を求刑されるのは、やはりそれ相応の犯罪を犯したからです。

犯行を否認している場合は、真実をしっかりと見極めなければなりませんが。

そこまでの犯罪をしていても、やはり自分は死刑になりたくない。

死刑では無く無期懲役という判決であれば、かなりの長期間か、もしかすると死ぬまで刑務所で暮らすことになります。

それでも生きていたい。

本書では、重大犯罪を犯した者たちの裁判での様子などから、いかに生き物が、人が、もしくは彼らが生に執着するかがまざまざと炙り出されています。

見苦しいのは彼らなのか、それともそういう場にたてば、多くの人がそうなのか。

自分だったら?

いや、そんな犯罪はしないはずですが…。