もし食べ物の中で何が一番好きか選ぶとしたら、蕎麦だと答えるくらい、好きです。
そして出会った、自分でそばを打つほど蕎麦好きな著者がそばについて書いた本です。
とても興味を持って読みました。
著者は仕事でそばについて取材をして、連載を書いていくことになります。
そのため、様々なお蕎麦屋さんに行き、色々な種類のおそばを食べます。
好きな人にとっては、まるで天国のようなお仕事なのではないでしょうか。
文章だけでなく、文字付きのイラストが各ページに載っていて、独特の雰囲気があります。
とてもお洒落なイラストと、立ち食い蕎麦がミスマッチなはずなのですが、何故か妙に合っているように思えて来ます。
以前、福島でへぎ蕎麦を食べたことがあります。
長ネギが一本ついてきて、それをお箸代わりに食べる、というものでした。
それがへぎ蕎麦だと思っていたら、どうやらそれだけでは無かったと、本書を読んで知りました。
これを読んでから、今までよりも蕎麦が美味しく感じられるようになった気がします。
蕎麦好きはもちろんですが、うどん派の人にも読んで頂きたい本です。
蕎麦が好きになるかも知れません。