愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『はじめての哲学』石井郁男

 

はじめての哲学

はじめての哲学

 

 

 

有名な哲学者がたくさん出てきます。

その中で出て来たソクラテスの言葉。

奥さんに怒鳴られた後に、水を浴びせかけられたのに、涼しい顔をして隣にいた友人に一言。

「雷の後は雨が降ると決まっているんだ」

 

奥さんがそこまで怒る気持ちが、分かる気がします。何だか同情してしまいました。

しかし逆に偉大な業績を残す人を、奥さんの怒りで哲学の出来ない環境に追いやって欲しくない気持ちもあります。

家庭の些事のせいで行動が出来なければ、偉大な哲学者として名を残す事も出来なかったはずです。