日本地図を最初に作成した人物です。
実は伊能忠敬が地図作成のために測量を始めたのは、引退してからなので、当時ではかなり高齢になっていました。
千葉県佐原市に、私の祖父の家がありました。
近所に子どもたちが遊ぶような公園があり、そこに大きな銅像が建っていました。
それが伊能忠敬像です。
祖父に記念館に連れて行ってもらったりもしました。
伊能忠敬は、跡取りではなく生まれます。
幼い頃は親戚の家を転々とするなど、苦労しながら成長します。
星を見るのが好きで、北極星の観察などで、鋭い視点を見せます。
やがて、佐原市の名家である伊能家に婿養子として入ります。
当時の伊能家はあまり家運が傾いていて、それを立て直すという、簡単ではない使命を追います。
ここで伊能忠敬は、商売の才能、村人を取りまとめる才能、上と交渉する才能など、様々な才能を発揮します。
そして、多くの努力により、見事伊能家を再興させることに成功します。
隠居してから、有名な日本の測量および地図作成をします。
時間もお金もかかるのですが、伊能家から文句は出ません。
そこまでに伊能忠敬が、家人のためによく働き、感謝されたいたからだと言えます。
何事かを成し遂げるために、前半生で伊能家や佐原のために、大きな仕事をやり切ったように見えます。
そこからすでに、大人物だったと言えるのではないでしょうか。
ビジネス書としても読むことができる本で、多くの人におすすめします。