愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『頭がよくなる思考術』白取春彦

 

 

思考するのに方法があるなんて、考えたことがありませんでした。

しかし思い返すと、この人は何を考えているんだろう?とか、特に頭の良い人に対しては、この人の頭はどうなっているんだろう、と感じたことがあります。

あれは、それぞれの思考回路、その根本にある思考術の違いを感じていたのかも知れません。

 

まずは正しい言語を身につけましょう。

永遠、永久、欲望、欲求、魂、霊、同情、憐憫…。

正確に言葉を理解出来なければ、受け取るにしても表現するにしても、正しくやり取りがなされるはずもありません。

 

自分の考えが正しいとは限らないので、常にそれを批判しましょう。

 

好き嫌いという感情と考えは、全くの別物です。思考する時は、感情、好き嫌いや損得や利害を排除してから始めましょう。

 

常に疑問を持ち続け、何事にも興味を持ち、増やした知識を組み合わせて知恵として、頭を使いましょう。

 

他人や言葉や評価や結果を過度に気にせず、考え抜いて行動したら、後は運を天に任せても良いです。

 

良い心の持ち方をしましょう。

問題が起きたら自分が成長出来る、仕事により自分が輝く、雑用も丁寧にやれば精神的な安定を得られる、人の話を聞くと優しくなれる。

そのように考えて行くと、自分のしたいことが見えてきて、それをすることにより満足を得られるようになります。

 

瞑想したり、好きな曲を聴いたり、脳の負荷を取る時間を持つと良いです。

 

思考するのと、感情に振り回されるのは、全くの別物です。

くよくよするのではなく、理知的に自他に対して公正に思考してこそ、良い行動が取れるはずです。

思考術を正しく使えれば、正しい行動が取れて、満足の行く生き方が出来そうです。

 

頭がよくなる思考術

頭がよくなる思考術