ベストセラー作家であり、探偵ナイトスクープなどの番組を作る仕事をしている著者。
講演会の仕事も多く、その時は一人で何時間も喋り続けます。つまり、お話好きです。
そんな著者が、話し方を元に、雑談の上手な仕方を解説してくれます。
本書は、楽しい雑談をする、という事について丁寧に書いてあります。
そのためには、良いネタを仕入れるために、様々な知識を入れる、というところから始まります。
そして、話し方も重要です。
例えば「シャチとホオジロザメは、どちらが強いと思う?」という質問から入ると、興味を引きやすいです。
そして、話のキモを知り、上手くオチをつけます。
この辺りで、すべらない話がこれに当たるんだな、と気づきます。
相手から好かれるには、話すよりも聞く方が良い、と著者は述べます。
例がいくつか出てきて、この本自体が楽しい雑談と言えるかも知れません。
多くの人が面白い話を心がけると、より楽しくなるかも知れませんね。