愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『投資家みたいに生きろ』藤野英人

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投資をすすめる、投資家の手による著書です。

著者はひふみ投信で、投資を仕事にしています。

帯には堀江貴文の推薦が掲載されています。

貯金に逃げるな。この本は、もっと大事な人生の目的を教えてくれる。

 

将来に向けたお金の不安をなくす方法

1、若いうちにたくさん稼ぐ

2、支出を抑えること

3、長く働き続けること

4、収入の1部を投資に回す事

このうち3と4が投資家的な解決方法です。

 

リスクをとって大きなリターンを得ましょう。

過去には遣唐使が中国に派遣されていました。

当時は行って帰ってこれる確率が25%でした。

それでも、中国の政治体制、文化、宗教を日本に取り入れようと学びに行ったのです。

 

投資は、自分や誰かを応援するものです。

また、長期的に時間をかけてその価値が増していきます。

 

何かを買うと言う消費行動は、生産者やその店の従業員に対しても応援、と見ることができます。

 

資産はお金や株などの目に見えるものと、スキルや健康や人間関係などの目に見えないもの2つがあります。

 

日本では働くのが当たり前だと思っていない人が6割、働きたくないと思っている人が3割ます。

さらには8割の学生が、働く事はストレスと時間をお金に変えることだと捉えている、というデータがあります。

 

すべての行為に対して、これは投資なのか浪費なのかを自問自答しましょう。

 

自分に投資するために、旅行したり、街の流行に目を向けたり、コンビニや家電量販店を歩いていろんな商品を見たり、色々しましょう。

その行為を楽しみながら出来ると、とても良いです。

 

途中でロケット開発事業に投資する話が出てきます。

二回失敗した後、三回目で打ち上げに成功します。

このシーンで、思いがけずに涙がこみ上げて来ました。

ビジネス書で泣いたのは、本書が初めてです。

投資をまだしていない人には、特に得るものが多い本だと思います。

している人も、感じるものがあるはずです。

ぜひ一読を!